ムットン調査団115 現在の投資

各位

 

昨日のサッカーワールドカップでドイツに勝った時は興奮しました。今朝の新聞見出しではドーハの歓喜となっていますね。

なるほどです、1993年のドーハの悲劇はテレビで見ていました、ワールドカップ出場が九分九厘確定した最後の一分切ったあたりで点を入れられて、初出場の夢が絶たれた、まさに悪夢でした。そのドーハで強豪ドイツを破るとは感慨深いものがあります。

団長が悲劇とはハムレット、オセロ、リア王マクベスの事だと言っています、ここは話が食い違うので聞かないふりをしましょう。団長が「ドイツがどうした?」と言っているのでドイツではなく都々逸(どどいつ)の話だとけむに巻きます。

団長が興奮して絶叫するのは浜松北が甲子園に出場するか中央が箱根駅伝で優勝した時だけでしょう。

さて前置きはこのくらいにして、本題にはいります。

去年、株の話を書いた時、こんな話は、みんなつまらないだろうと思っていたら結構反響があってびっくりしたのを覚えています。

三十代、四十代の男性職員からこういう内容が一番興味あるんですよと言われましたが、その後、投資の話は一度も書いていませんでしたが、先日、若い女性職員から今の円安の状況で私がどう考えているか是非、書いて欲しいと言われました。

でも、私のようなトーシローが何か書くより、日々投資の話をyoutubeTwitterやブログで書いている人がごまんといると思うんですが。

でも若い女性に頼まれたら嫌とはいえませんぜ、旦那。

それと私は金運はあまり良くないので、聞き流す程度にしてください。

過去の文書でわかるように、私は若い時は株で大勝負を賭けていましたが、もう危険な賭けが出来るような歳ではありません。

昔と比べれば無茶をしない安全運用です。それでも株ですから全体が大暴落すればその時は一時的に株の資産は大きく減りますが、そこは場数を踏んでいるので、あわてずに静観していれば、ほとんどの場合は元に戻っています。

あと、株を含めて投資は常に損をする場合があるので、あくまで自己責任ですのでお忘れなきよう、お願いします。

私自身はここ数年、国内の個別株で配当を重視して買っていました、あと昔、優待目的で買った株はそのまま持っています。

それに昨年、初めて金(ゴールド)を買いました。万が一のハイパワーインフレ対策ですかね。毎年少しづつ金を買おうと思っていましたから。でも今年はこの円安なので買えませんでした。

それと、ずっと気になっているのは国の借金です。

国の借金は年々膨らんでおり、素人的な感覚で言えば借金が膨らみ返せなくなったり、もう誰も貸してくれなくなったら個人も会社も国家も破産しますよね。

日本は国債を国内で調達出来ているから大丈夫で国内の預金額のほうが多いから大丈夫なんだという説が一般的なようです。

しかし、コロナ等で国の借金は増え続けておりプライマリーバランスをいついつまでに黒字化すると言っていたのに、それも最近はあまり言われなくなってきました。

単純に考えれば増え続ける借金を抱えていれば、いつかは国家財政は破綻するように思いますよね。

破綻を回避するためには、いつ増税をするんだと言うことになります。ただし少しくらいの増税では、この借金は返せないでしょう。消費税の大幅なアップは大反対が起きるからそう簡単にはいかないでしょうが景気を見ながら、徐々に消費税を上げざる得ないと思います。

少子高齢社会ですから社会保険料の負担も上がり続けるのは必至でしょう。

もっともハイパーインフレが起これば国の借金は一瞬でなくなります。我々の持っている国内の円預金も同時に吹っ飛んでしまいます。

学者の多くは日本はそういう状況にはならないから大丈夫だと言っています。

本当に大丈夫なのかどうかは私にはわかりません。

日本においては戦後の混乱期に一度だけハイパーインフレが起こりましたが、やはり戦費調達などによる膨大な国債が発行されたために戦後円の価格が急落、輸入物価が高騰しハイパーインフレが起こりました、政府は新円に切り替えてすべてのお金を銀行に集めると預金封鎖を行ったのです、預金封鎖でインフレを抑え、資産課税を行い預金の大半を税として徴収し借金返済に使いました。さすがに、ここまではやらないと思いますが未来は誰にもわかりません。

最近の若い人たちは投資にも敏感でsp500やオルカン(全世界株式)などを積極的に買っている人が多いと思います。知り合いの若い職員の何人かはiDeCoや積み立てNISAで毎月SP500を自動的に買っています。これは何十年先を見越しての積み立てなので、多分将来その果実を手にいれるのでしょう。多分ですよ。

積み立てNISAは限度額12で割り切れないので毎月33.333円を積み立てているそうです。NISAについては岸田総理が限度額等の引き上げを早い段階で表明していたので自民税調もその方向で動いています。今後は毎月もっと積み立てることが出来るんでしょうね。我々の時代は個人年金に積み立てていたけど、これからはNISAやiDeCoなのかもしれません。

今の若い人達は結構しっかりしていると感心します。

ただ投資信託も株の組み合わせなので世界的な株の大暴落時には一時的に資産は大幅に減るでしょう。ただ長期的には盛り返すというのが過去の歴史です。

このsp500を買ってる人は長期的な投資利回りなどを考えて買っているのだと思います。それにSp500を持っているという事は結果的に外貨を持っているのと同じなので、最悪のハイパワーインフレが来た時には、あわてずにいられるでしょう。

分散投資リスク管理の常識だと言われていますが、なかなか円と外貨に分ける。それをさらに預金と債権と株に分けるまで出来る人は少数派でしょう。きっと金持ちほど、リスク管理で資産を分散投資しているんだと思います。

国内の円預金のみの場合は万が一に対応できません、私は少ししか資産は持っていませんが、その少ない資産の分散をするためにsp500等を買おうかなあと思っていたんですが、この円安なので全く動けません。

先が見えなければ動けません、下手に動けば大やけどをします。

アメリカの株式は一時だいぶ値を下げたんで、普通なら絶好の仕込み時なのはわかっていました。でも、この円安に足がすくみ手がでませんでした。

外貨(ドル)預金もアメリカの金利が上がるにつれて高くなっています。

最近のドル預金では金利が5%とかになっているものもあります。

為替と手数料を考えなければ5%の預金は魅力的です、アメリカに住んでいるのなら安全な銀行の高金利預金にしたでしょう。

でも私は日本に住んでいて外国に移住する気は毛頭ありません。

ドル預金の金利がいくら高くても金利以上に今後、円高になればマイナスになります。

このまま円安は続くと思えばドル預金もありなのでしょうが、そこがわからないのです。

11日には突然7円の円高になりました。一日で約5%も円高になったわけです。一週間で10円の円高になりました。外貨預金の一年分の金利が一日で無くなってしまうわけです。無くなるどこじゃなくマイナスですよね。これじゃあ怖くて外貨には手がでませんね。今後、円はいくらまで戻るのか、まだ誰も読めないと思います。

私はFXはやりませんが、博打打ちなら、ここでレバレッジをきかせて大勝負をするんでしょうね、そして結果は大儲けか破産のどちらかです。

私の今のスタンスは先が見えない時はむやみに動かず様子を見ます、そのことが結果的に儲けそこなったとしても、傷をできるだけ負わないために。

来年春に黒田日銀総裁が変わった後で日銀がどう動くのかも見極める必要があると思っています。新総裁がゼロ金利政策を維持するのか脱却するかでドル円相場は大きく変わるでしょうから。ある程度、為替が落ち着いてきたらsp500等を買おうと思っています。

まあ、それまでは国内株だけにしようかなと思っています。どちらを選んだとしても、投資に変わりはありませんから、資産が大きくマイナスになるリスクは常にあります。

何もアドバイスになっていないと思うんですが、こんな話で良かったのかな。ただの私の感想を書いただけですね。

繰り返しますが、投資はあくまで自己責任なので皆さん自分で考えて、動くなり、止まるなりしてください。貴方以外には誰も責任は負いませんから。

豊かな未来が皆さんを待っていることを願います。

㎰ 前回、過去の文章でりそなの株はマイナスのまま持っていると書いてありますよね、今も持っています。最近、りそなの株価が爆上げしてて、プラスになっています。こういう時って本当は、いったん利益を確定させるといいんでしょうが、眺めているうちに、元に戻ってしまうというのがいつものパターンです。

逆に暴落しても、また元に戻ったりもしますからね。株の値動きはよくわかりません。

明日は明日の風が吹く」みたいなもんですかね。