ムットン調査団118(30 陸上男子100m)

今朝は朝4時からワールドカップ・スペイン戦を観ました。最後の最後までハラハラドキドキさせられましたが、見事に日本が勝ちました。

グラシエス、セニョール・セニョリータ。ざまあみろスペイン。

アディオス・アミーゴ。

適当に聞いたことのあるスペイン語を並べてみました。

ドイツもスペインもまさか日本に負けるとは思っていなかったでしょう。多分、日本のことを小馬鹿にしていたんだと思います。

日本をなめていたドイツやスペインにざまーみろと言いたくなるわけです。

自分を見下していた相手に逆転で勝つ、半沢直樹の世界です、だからスッキリしたんでしょう。私も今朝からすごく気分が良いです。

勧善懲悪な時代劇を見ているのと同じです。ただし時代劇は最後の結末がわかっているので安心して観ていられますが、結果がわからない戦いは胃にも心臓にも悪いです。

特に今日みたいな試合は途中でドイツとコスタリカの試合状況が随時はいってきて、そのたびにスペイン戦が引き分けでもグループ突破できますとか勝たない駄目ですに変わったりしていたから、本当に最後の最後まで一瞬たりと試合から目が離せませんでした。

この勝利は日本中で盛り上がったことでしょう。

それは、さておき今日も過去の文章を載せます。この流れなのでスポーツ関係の中からチョイスしました。この文章はオリンピック開催中に書いたものです

 

 陸上競技男子100m

各位

オリンピックが始まりましたね。連日の日本人金メダル獲得に団長もたいそうご満悦の様子です。団長も元アスリートですから血が騒ぐんでしょう。柔道、卓球、水泳 など見ながら、あの団長が興奮していたそうです。

団長は美しくかつ気高いショパンの調べのような法律にしか興奮しないのかと思ってましたので、すこしほっとしました。団長も一人の人間に戻りTVの前で「よし、いけ、1本だ」と叫んでいたとの事です。

団長は浜松の天童と呼ばれ、高校では〇〇部のエース、そして女子のハートを一瞬で射抜いた堂本光一ばりの甘いマスク。天は二物を与えずと言うが三物も四物も与えたのです。

そんな類い稀な才能を持つ団長は自分こそは唯一無二の存在であると思うようになり、自らをキングムットンとか皇帝Mケンバウアーと呼んで欲しいとか、誇大妄想狂のようなことを言っているとの噂も最近あるので、団長にいつものような謙虚さと奥ゆかしさを取り戻してもらうために、ここは団長のようなものが他にいないのかを調査し、団長に現実を見せて正気を取り戻してもらいます。

お任せください、多くの団員を動員してバッチリ調査しましたぜ、旦那

調査報告書

団長含め3名がエントリーされました。

団長が一番気にしているのは陸上男子100メートルです。そこで今回は団長と年齢がざっくりと近い二人の元アスリートを紹介します。

第1のコース 団長  浜松北高校(静岡名門県立進学校) 中央大学法学部 昔から中央大学法学部の学生は大学を聞かれてるだけなのに「中央大学法学部です」と答えると言われているので団長だけ学部まで書きましたぜ 司法浪人をへて役所へ なお団長の昔、嫌いな大学も、そっと教えましょう。ここだけの秘密ですよ 早稲田と慶応だったそうです なぜ嫌いかって?それは言っちゃ駄目なんです しー。

第2のコース K課長 H高校(東京私立名門進学校) 早稲田大学 卒業して入った会社は日本4大証券の1つ(山一証券)だったんですが、入社した途端に日本経済はバブル崩壊で未曾有の危機、その影響を受け、山一証券が倒産。社長がTVの前で「社員は悪くないんです」と号泣していたのは有名です。やむなく公務員試験へと切り替え、役所へ

第3のコース O係長 都立T高校(東京名門都立進学校) 慶応義塾大学  彼が新人の時、課の飲み会があった時遅れてきたんですが、真っ白なトレンチコートに赤いバラを持っていたんです。その中に誕生日の女性がいた事を覚えていたんでしょう。自分の彼女ではないのに赤いバラを持ってプレゼントなんて洗練されてますよね。 さすが慶応ボーイだと思いました。

さて、この三人、高校時代に全員100メートル11秒台の記録をもっています。日本女子陸上100メートルの記録も現在11秒台で、まだ10秒台には到達していません。この3人がどのくらいの早さか、おわかりいただけただろうか。三人とも高校は名門進学校、まさに文武両道、まあ好みはあるとは思いますが、みんなイケメンです。高校時代はみんな、さぞもてたことでしょう。

三人とも、今でも痩せているし、きっとまだ足も速いんでしょう。この三人に今100メートルの対決をさせてみたいと思うのは私だけ?

 

青春の挫折

頭がよくて足が速くてイケメン、なんの苦労もなくきたかと思ったのですが、やはり皆さん苦労してきたみたいです。

高校時代、恋なんて彼らアスリート達には無縁です、初恋なんて村下孝蔵の歌でしか知りません。

彼らが目指した100メートル10秒台の壁こそ当時の生きる道標だった。そう彼等は陸上に〇〇に青春の全てを捧げ、陸上に恋をして、陸上に裏切られ挫折を繰り返し陸上を通してその後の荒波を乗り越え大人になっていったのである。

あるものは大学受験で失敗し、あるものは勤めていた職場の突然の倒産、またあるものは先の見えない孤独な司法浪人、みんな不安と重圧で押しつぶされそうな時もあった、でも、もがきながら必死で生きていたんです。

みんな後ろは振り返らず歯を食いしばりトンネル先は暗闇で何も見えないのに、明けない夜はないと足元を照らすわずかな希望という光だけを頼りに前へ進んだあの頃、彼らはどんな時でも希望だけは決して失わなかった。陸上や〇〇で鍛えた半端ない精神力がパンドラの箱の最後に残っていた希望に巡り合えたのでしょう。

ほろ苦くも、甘酸っぱい香りを残して彼らは青春と言う名のフィールドを全力で駆け抜けていったんです。

オリンピック開催中にふさわしい元アスリート達の紹介で今回のリポートは終わりです

あっ今、団長が私の前を通り過ぎてゆきました、、、幻か?若き日のM青年の面影が団長とともに爽やかな風となって私の前を通り過ぎていきました。もう団長の心配は無用です。

ムットン調査団は、この夏アスリート達を応援します。 

またね!