ムットン調査団177(46、中学の修学旅行1)

今回は過去に書いた中学の時の修学旅行パート1です。みなさんは中学時代の修学旅行はどんな思いでがありますか?私の思い出はまあ取るに足りない小さな思い出ですが忘れられない思い出です。

各位

中学3年の修学旅行は新緑の風薫る5月に京都へ行きました。

修学旅行の時の私の思い出の中で、記憶に残っている事は3つです。

3つとも些細な事件です、ただ私の記憶に残っているというだけの

一つ目の事件は修学旅行何日目かに班での自由行動があった日です。みんなジュースなどを買ってカバンやリュックなどに隠して、部屋に戻ってきたのです。

事前の説明会でも勝手に飲食はしない、部屋に持ち込んだら没収というのは、みんな知っていました。

飲食の、部屋への持ち込みは禁止されていましたが、大半の生徒は新京極あたりでお土産買うついでいにジュースなども一緒に買っていました。

部屋でまったりと過ごしていたら、同じ部屋の生徒が「大変だ、全部の部屋の中を先生が徹底的に調べていてジュースとか雑誌などを没収している。じきにこの部屋にも来るはずだ」と慌てて飛び込んできました。

先生達は多分ジュース等を買ってくる事など毎年の事なので、お見通しだったんでしょう。

この時私は、自分たちの部屋でジュースを隠すより女子の部屋に隠したほうが安全性が高いと判断し、急にリーダーシップをとって、「この袋にジュースなど買ってきた飲み物、食べ物を全部入れるように」と指示し、サンタクロースみたくふくれた袋を持って上階の同じクラスの女子の部屋に一人でいきました。・・・中学時代、普段はリーダーシップなんか取らないのに、なぜこの時は素速く動いたのかは私もわかりませんが時間が無いなかでの緊急事態だと無意識に判断して動いたのかなあ。

最初女子は隠すのを拒否しましたが、「もう時間がないしこの部屋だって先生くるからジュースは一緒に隠そう」と説得しました。最終的に女子もいやいや合意して確か女子の部屋の押し入れの上の天袋に隠しました。

部屋に戻ってしばらくすると、先生達が来て、部屋の押し入れや生徒全員カバンの中まで徹底的に調べにきましたが、当然何も出てきません。・・・ざまーみろ!出てくる訳ないだろって感じです、マジで部屋にはないんだから余裕です。

後は女子の部屋の調査で見つからない事を願うだけです。結果はOKでした。

ジュースなど禁止された物を持っていた生徒は全員廊下で正座させられており、女子も含めて生徒の8割くらいがいたんじゃないかな、廊下が正座の生徒で埋め尽くされていましたから。その中には私の気になる女子も正座していました。

学校でよく正座をさせられていた私はこの時は、どや顔で廊下を歩いていました。知り合いもたくさん正座していたので「馬鹿だねー、ジュースなんか買っちゃって」なんて茶化していました。

没収されたジュースなどは、そのあとどうなったんですかね?

いずれにせよ、没収を免れた私の部屋の連中は大満足です。部屋の中でみんなガッツポーズで大盛り上がりでした。

そのうちジュースを隠した部屋の女子が早く取りにくるように催促して来たので、見つからないように、女子の部屋にジュース取りに行き、このジュースがパンパンに入った袋を他の部屋の生徒や先生に気づかれないように、慎重に回りを見て、走って自分の部屋に飛び込みました。ここを突破すればもう大丈夫です。しばらくは自分の部屋の押し入れの中に隠しておきました。

そして消灯時間もすぎた夜遅くに私の部屋ではジュースで祝杯をあげました。騒ぐと先生が来るといけないので、小声で乾杯です。

結構高揚感がありましたね、ジュースで興奮してるんだから、かわいいもんですよね。

ヤンキーな学校だったら、たばこ吸ってる生徒や酒飲んでる生徒の取り締まりなど、まあ大変なんでしょうが、私たちの冒険は缶ジュースですから。まあ〇〇区の学習院と言われた当時の私の中学では缶ジュースでも大きな事件でした。

二つ目の事件は私と(仮称)鈴木美香との間に起きた数秒間の事件です

鈴木美香とは中学1年の時同級生でした。学年女子ベスト5にはいる美人でした。

席が隣になった事もありましたが、まあ特に親しい訳ではないので、それなりに話をしたくらいですかね。でも気にはなっていたんだと思います。なぜなら一度だけ彼女のデジャヴを経験しました。中間試験の最中に彼女が体調をくずして部屋から出ていく夢を見たんです。朝学校に行くと彼女は元気そうなので安心しました。そして中間試験が始まり10分くらいした時です、彼女が突然体調不良になり教室を出て行ったんです。その光景が夢と全く同じだったんです。こんな事が起きるんだとびっくりしました。それ以来デジャブと言うか予知夢を見た記憶は多分ありません。

当時は鈴木美香の夢が現実になるなんて、きっと何かあるんじゃないかと、都合よく解釈してましたが、多分、夢がたまたま一致しただけなんでしょう。

前置きが長くなりましたので、就学旅行に戻ります。

帰りの京都駅から新幹線に乗って一路東京に向かっている時の事です、車内はみんな楽しそうに活気づいていました。

2時間くらいたってトイレに行きたくなったので、席を立ちトイレの前までいき、そこでトイレを開けた時です、女子生徒が入っていたんです。「キャッ」と小さな悲鳴。

慌ててドアを閉める私。昔の新幹線なので和式のトイレで、顔を隠して尻隠さず状態です。でも横顔は見えたんです、そうです、まさに鈴木美香だったんです。

色白で美人の鈴木美香のお尻をバッチリ見てしまいました。これ以上描写するとエロじじいみたいなので省略します。

結局私は用を足さずに席に戻り誰にも言わず、一人でドキドキしていましたし、この事件はその後も私の中で封印したままです。鈴木はドアを開けたのが私だと気づいたのか?それもかりません。

ほんの数秒の出来事でしたが、私の脳裏からしばらくの間、離れなかった事件です。

この鈴木美香とは19歳くらいの時、とある選挙事務所のバイトで偶然再開しました。また一段と綺麗になっていた彼女。私が運転手で彼女がウグイス嬢、楽しかったなあ。

だって、二人だけで車でデートですよ。もちろん候補者が同乗する時が三分の一くらいで、あとは二人だけですから。修学旅行の話なんてする訳ないでしょ。

で、どうなったかって?私には彼女がいて、鈴木美香には彼がいたので何もおこりませんでしたよ。彼女の声もウグイス嬢に向いていましたね、すんだ透明感のある声でした。

楽しいひと時はあっという間に過ぎて行きます。選挙期間の終わりと共に楽しい夢の時間も終了です。

うぐいすは美しい音色を奏でながら飛んで行きました。もう二度と手の届かない、遥か大空のかなたに。

3つ目の事件は、次回にします。また缶ジュースにまつわる事なのですが、今回の缶ジュース事件より少しだけハラハラしますよ。

「団長一口メモ」

今週、団長は床屋に行ったので、髪がかなり短くなっています。もみ上げのあたりから白髪も出ているので、「団長、髪が伸びるまで白髪が目立つね」と言ったら、「近々髪を染めるから心配ご無用」との事、さすが団長はお洒落でやんすね、団長の白髪と紅葉は今が見ごろですよ、もうすぐ真っ黒に黒葉しますので。

See you