この文章はちょうど一年前に書いたものです。
各位
ここ最近、H衆議院議員がマスコミをにぎわしています。記事の中には彼の早実時代の事も書いてあったりします。
前にも書きましたが、私の高校時代、早実は、すでに都内有数の進学校になっていた。・・・自分で言うのは嫌味な感じですが、まあそんな進学校なのだが、すぐに女に手をだす超ナンパ校ですぐに喧嘩を始める超ヤンキー校という、かなりレアな学校でもあったわけです。
I課長も私の過去の文章を読んだ時に当時の早実ってそんな学校だったと信じていなかったみたいなのですが、最近やっぱり本当だったとわかったそうです。
なぜ、本当だと思ったのか。では、まわりくどい説明をします。
我々の世代では東京で二つの高校だけは、絶対に喧嘩などで手出しをしては、いけない別格の高校がありました。どんなに喧嘩の強い、つっぱり(ヤンキー)でもこの二校には絶対に手をだしません。１校目は北区にあるC高校です。この校名だけでみんな逃げてしまいます。
実際喧嘩も滅茶苦茶に強かったんだと思います。仮に一人でも生徒がやられたら集団で必ずやり返してきます。だから、我々一般高校生は絶対に手を出してはいけない学校です。
もう１校が世田谷区にあるK高校です。やはり超喧嘩が強く東京中で恐れられていた高校です。
そしてK高校だけがC高校と度々、喧嘩をしており、まあ龍虎の争いみたいなもので、手出し無用の喧嘩です。
当時、この二校の乱闘が新宿、高田馬場などで繰り返され新聞記事になっていました。
つまり、この２校は当時、東京に君臨する絶対王者のような高校です。昨年邦画売り上げ日本一の東京リベンジャーズの世界です。
話を早実に戻します。自民党大物政治家のH議員、今何かと世間お騒がしています、彼も早実出身です。
ちなみ彼のに二つ上には、公職選挙法違反で経済産業大臣を辞め議員辞職したS議員がいます、彼は早実野球部出身だから多分喧嘩は強かったんではと思います・・勝手な憶測です。Sさんは早実から推薦入学で社会科学部に進みます。早実の王道です。また小室哲也も早実から社会科学部だし、AAAスカイハイ日高も早実から社学です。ただしSさんは社学卒業後に政治経済学部に学士入学をします。したがってSさんの履歴は常に早稲田大学政治経済学部卒業となります。なるほど、その手があったんですね。
一方のH議員さんはどうだったかと言うと、早稲田の推薦に漏れて一浪して明治大学に入学しています。まあ３割は推薦されませんから普通にありえます。
ここからが、核心です。ネットのメディア情報ですが彼は高校受験で早実に入ります。実家は裕福だったと書いてあります。多分、地元じゃ秀才だったんでしょう。
そんな彼が高校時代に二回の停学をくらっています。一回目はパーティー券を売りさばいて停学です。私も大学に進学してからはサークルのクリスマスパーティーとかをやる時に大きな会場を予約して、パーティー券は印刷屋で印刷し、みんなでパーティー券売りさばいていました。これは完売すれば結構、儲かりますから。まあ高校生はやっちゃダメでしょう、まあ結構ナンパな行動で停学ですね。
問題は二度目の停学についてです。記事は高田馬場であのC高校と大乱闘をしたため停学となっています。この二度の停学が推薦されなかった理由ではないかと書かれています。
高田馬場の決闘と言えば忠臣蔵でおなじみの堀部安兵衛が若いころに仇討ちの助太刀をして一躍その名をあげた場所です。えっ、堀部安兵衛を知らない？まあ知らなくても日常生活に困ることはないので、知らないままでいてください。
話を早実に戻しますね。
大乱闘ですから早実もそれなりの人数を出して、C高校とやりあったわけです。
これ、まじ、ありえないようなすごい話なんですよ。
当時、C高校と乱闘が出来るのは、K高校くらいしか、いないんですから。
早実とC高校の喧嘩は小競り合いの乱闘ではなく、大乱闘なんです。
早実が絶対に手を出してはいけない学校と大乱闘ですよ。Hさんの停学処分記事で当時の早実の状況とか雰囲気の一端が垣間見えますね。
I課長もその記事を読んで納得したみたいです。
このネット記事に多くの人が書き込みをしていますので書き込みの一部を紹介します。
・早実みたいな坊ちゃん学校がC高校と喧嘩出来るわけないだろう・・私の在籍中も喧嘩の強い奴が個人的にC高校の生徒とたいまんで勝ち、相手から取ったバッチを見せていました。
・この頃の早実は早稲田大学なんて、まだほとんどいけないヤンキー校だろう・・・私が入学するずっと前の状態です、私の時代は７割が早大に推薦入学しています
・大乱闘したのはK高校だろ・・一般的にはK高校であっていますが、レアケースですが早実もやったんでしょう
・K高校以外だと帝〇ぐらいしかこの学校とやらないだろう・・私が高校生のころ帝〇がのしてきたので、C高校が帝〇狩りをしていると聞いたことがあります
ネットの書き込みも当時の早実を知らない人が適当な事を書いています
当時の早実の状況は前に書いた通りカオスという言葉が一番似合っている学校でした。
校内でも本当によく喧嘩がありました。ただ生徒の最大数は三割以上を占めていた超まじめちゃん達です。高校の三年間、家族を除けば女性と話したことがない、悪い遊びは絶対しない、つっぱることもないし、ファッションにも興味がなくとにかく見るからに真面目そうな生徒です。残り７割が悪しき良き早実の伝統を継承したのでしょう。
そんな中でH議員は番長だったらしいので、まじで喧嘩は強かったんでしょう。
あの当時、あの学校と大乱闘するなんて腕っぷしも度胸もあったんですね。この度胸だけは恐れを知らないというか、感心します。
Hさんは身長も１８０ｃｍ以上あるし、喧嘩慣れしているみたいだから相当強かったんでしょう。
一緒に乱闘に加わった連中もすごい度胸だと思います。勉強を頑張って早実に入ったのに、知らず知らずのうちに早実の伝統に染まっていくなんて不思議ですよね。
今は昔です、そんなヤンキー高校は東京には、もうどこにも存在しません
あのK高校も男女共学になり制服もブレザーになり昔の面影は全くありません。C高校も同じように男子の制服がブレザーに代わって雰囲気も真面目な感じです。
早実も同じく共学になり校舎も早稲田の地から国分寺に引っ越して本当に品行方正な学校に生まれ変わっています。伝統で残ったものは少ないですね。
詰襟の学生服だけは残っています。良く学ランの制服を残しましたね、OBが学ランの制服を残せと圧力をかけたのかもしれませんね。学校名もＯＢ連中が絶対に実業の二文字を削ってはならないと運動を展開して残ったみたいですから。小学校を併設し、商業科もない進学校が実業高校という名前を残しているアンバランス。まあこの整わない、つかみどころがないのが、早実の良き伝統なんでしょうね。
私も多分、いやかなり、その影響を受けていると思います。
