ムットン調査団265、高齢者施設3いじめは続く

各位

小学校、中学校、高校、大学、そして役所に入ってからこの職場にくるまでは、いじめというものをされたことはありませんでした。

いじめられそうな時はうまく回避して切り抜けてきました。

いじめる側になったことも一度もありません。

そんなわけで、いじめとは無縁に過ごしてきた私が人生初めてのいじめをこの職場で経験することになったのです。

ただS係長をはじめ、他の職員達に私をいじめていると意識があったのかは、わかりません。S係長などは無意識で結果的に私をいじめていたんでしょう。

今回は高齢者施設シリーズ3でいきます。

高齢者施設での思い出はたくさんあります。

今日は月に1回ある館内清掃日の話をします。高齢者施設では月に1回館内清掃日を設けており、その日は休館日にしています。

この日は職員が全員で館内一斉清掃を行うことになっており、まず最初に朝の全職員ミーティングでS係長が職員に分担する階を割り振るところから始まります。

その月も、いつものように割り振りが始まり「AさんとBさんは1階、CさんとDさんは2階」と言う具合に5階までは二人でワンフロアを担当、そして最後に「大〇君は6階と7階を担当するように」

「えっ、ありえない」みんなは二人でワンフロアで私だけは一人でツーフロア、これはどう考えても(いじめ)そのものでしょう。ワンフロアを一人で担当する職員が何人かいるように割り振るのが常識で一人の職員にツーフロアは絶対有り得ないでしょう。

こんなに分かりやすいやり方でやってくるんだから、あきれてしまいます。

まあみんなもそう思ったんでしょうけど誰も何も言ってくれないし、期待すれば余計自分が傷つくので、理不尽と思いながらもグッと飲み込んだわけです。なので、諦め気分で黙っていました。

もしも、この時に私がこの分担はおかしいと思うと言ったら、ここぞとばかりに私を攻撃してきたと思うんです。

その手には乗るもんですか、ここはぐっと怒りを鎮め、自分の中にしまい込みました。

それが、面白くなかったんですかねえ。係長のほうから私にちょっかいをかけてきたんです。

S係長が「大〇君、ちゃんと掃除したかどうかは、すぐわかるんだからな。机の上とか窓の下とか、後で指でなぞって埃がついているかどうかでわかるんだ、しっかりと掃除をするように、さぼったりしたら、わかるんだからな」

ここまで言われるとは、ずっと耐えて我慢して黙っていたのに、さすがに我慢の限界を超えています、私はここで感情を抑えて反論しました、ただしフロアの配分については何も言いませんでした。

「S係長、今日は館内一斉清掃の日ですよね、机の上とか床などは毎日委託業者が清掃することになっているので、そもそも机の上に埃がたまっていたら、おかしいのではないでしょうか?さらにうちには用務職の正規職員が2名いますよね。この2名の用務職員は委託の清掃以外の施設全体の用務を行っており、机の上の埃なども気づいたら、すぐに綺麗にしなければなりません。

そのうえで、もしそのような状態になっていれば私は勿論清掃しますが、業者に申し入れるべきです。したがって今日は普段、清掃委託業者が掃除をしていない電球の傘や棚の上、倉庫の中などを重点的にやるのではないでしょうか?」と言ったら。

案の定です。S係長は完全にブチ切れました。「大〇君、君は掃除をしたくないから、そんな事を言っているんだ、くだらない屁理屈をこねてるんじゃないよ。私がやれと言ったら黙って掃除をしろ」この後も延々と怒鳴り、わめいていました。

この事件も強烈な印象があるのでS係長の言った言葉をはっきり覚えています。その後、説教部屋でまた「大〇君、君は庶務担としての自覚がたりない・・・・」。

まあ、これ以上言っても無駄なので、諦めて黙々と2フロアーを清掃しました。あの係長ならそこら中、後でチェックしかねないと思い2フロアを磨き上げました。

もちろん机の上も全部拭きました。そのうえで電器の傘など普段掃除しない場所なども丁寧に全部掃除をしました。何しろ私は一人で2フロアを掃除しなくてはならないので当然時間もかかります。まあ、でも頭にはきていましたが意地になって掃除は必至にやりました。

私がヘトヘトになって一階の事務所に戻って来た時は、他の職員は全員終わっていて談笑したいました。

みんなお茶しながら、くつろいでいました。多分、私が掃除をしていた時間の三分の一くらいの時間で終わっていたんだと思います。

まじ、むかつくし心が折れそうになります。一番むかつくのはS係長ですが、状況がわかっているなら、他の職員も少しは手伝えよと思いました。

職場にいる全員が敵のような感じがしました。こんな状況がいつまで続くんだ、俺は潰されずにこの職場にいられるんだろうか。

怒りと不安が入り混じった、複雑な心境でした。

でも、こんな事では負けていられません、まだまだイジメは続きます。

 

んじゃ、またね。