ムットン調査団164(22、仏の顔も二度まで)

各位

プロローグ

小学校6年時の放課後、割り当てられた部屋の掃除をすることになっていました、私は6年2組の生徒で、どこだかの特別教室の掃除でした。一緒に掃除をしていた生徒は6年1組の女子4名ほどです。なぜ2組から私一人だけが、がその部屋の掃除に行かされたのかは覚えていません。掃除が終わると自分たちで評価をして、その後先生に提出となっていました。1組の女子が多かったので評価を1組の女子が行い1組の担任(仮称)磯山先生に提出するのですが、なぜか私がいくら頑張っても評価は△、自分たちは〇にしてるのです、そこで翌日クタクタになるくらい一生懸命掃除をしたので、これなら〇だろうと思ったら、私は×を1組の女子につけられ、磯山先生に「真面目に掃除をするように」と強く怒られます。

当然私は一生懸命にやったと主張したのですが、うちのクラスの女子たちが嘘をつくわけないでしょうと、さらに怒りだしたのです。聞く耳は全く持っていませんでした。

まあ、小学生でもこの世に正義はない、先生は信用できないと知った小さな事件でした。

ここからが本題です

次に、中学2年生の時の出来事です。私は中学時代は不良ではなく、まあ真面目な生徒でした・・この前提条件は重要なのです。

真面目な中学生なので、学校の帰りにガムを噛む習慣もなく多分噛むとしたら、他の生徒からもらったくらいしか考えられないのです。

その日私は学校が終わったあと、神田駅前でガムを噛んでいた所を体育の(仮称)向田先生に見つかり注意されます。・・多分中学では下校時のガムは禁止されていたと思います。

翌日、放課後今度は学校から少し離れた須田町交差点付近でまたガムを噛んでいる所に偶然また向田先生が現れました、昨日注意されたにもかかわらず今日もガムを噛んでいるわけで、強く怒られた事を覚えています。まあ2日連続ですから向田先生が強く怒るのは当然でしょう

今となっては、なぜその時私はガムを噛んでいたのかもわかりません。

そして運命の3日目です、なんとなんと私は中学からかなり離れている秋葉原駅近くで、またガムを嚙んでいるところをまた向田先生に見つかるのです。

三日連続ですよ、多分中学時代の三年間に学校の帰りにガムを噛んでいたのは、この3日だけだと思います。その3日間に同じ先生に全部違う場所で出くわすのです。オーマイゴッド 何という不運、何という偶然。

当然向田先生は怒りますが前日よりは冷静で「明日、朝職員室に来るように」と言われました。

ヤバイ、3日連続校則違反だから、それなりに怒られることは覚悟していました。

そして、翌日朝、職員室の向田先生のところに行くと、向田先生が突然大きな声で職員室全部に聞こえるように

「先生方、ついに犯人が見つかりました」と言うのです。・・・・俺は何かの犯人になったのか?

向田先生は続けて「屋上に落ちているたくさんのガムは全部こいつが犯人です」・・・ええー俺、屋上でガムなんて一度も食べてないのに

1年の時の俺の担任の(仮称)丸木先生がかな切り声で「大〇なんで、そんなことをするんだ」と怒っている。現担任の(仮称)川口先生もぶちぶち怒っていたし。

でも、中学2年にもなると全てをさとるのです、いくら俺じゃないと言っても、3日間連続でガムを食べて毎日怒られたのでは、もう観念するしかない、偶然もこれだけ続いたら誰も俺の言う事なんか信じやしない。完全な濡れ衣だけど、諦めました。

「やっていない」と言っても信じてもらえないのは明らかだし、でも、やってもいないのに「僕がやりました。すいません」とも言いたくないし、あとは沈黙するしかなかったのです。

でも、先生はなぜ私が屋上でガムを嚙んでいたのかを一度も私に確かめないで、私を犯人だと決めつけてしまったんだ。

いろんな先生からさんざん怒られやっと解放、二度と屋上でガムを嚙まないようにきつく注意されました。

まあ、世の中とはこんなものだと、この時の俺は思ったし、先生は信用しないと改めて思った日でもありました。

偶然も三回続いたら、もういけねえや。今の私でもこの状況なら諦めるかなあ。

運が悪いとしか言いようがありません。

私が先生だとしても、三日連続違う場所でガムを噛んでいるの生徒を見つけたら、ガムの常習者だと思うでしょうね。

こういう偶然がたまに起こり冤罪が発生するのかもしれませんね。

いずれ書きますが私はかつて職場で冤罪事件が発生して、大変な目にあったことがあります。

この時、私は冤罪で崖っぷちまで追い込まれました。私の仕事人生における3つか4つあった重大危機の一つです。本当にヤバかったんです。いつか書きますので、その時まで待っていてください。