ムットン調査団144(45、47 最後に人を殴ったのはいつ)

中学2年の2月14日に起きた小さな事件ですが今日が同じ2月14日なので、この過去の文章を載せることにしました。

 ムットン調査団45 最後に人を殴ったのはいつ

各位

私が中学2年の2月14日の出来事です。

授業が全て終わり掃除か何かをして自分の教室に戻り、帰ろうとしたら私の学生カバンが無くなっているのです。

とりあえず、自分の周りや教室の中をくまなく探しても見つからない。

誰かが俺のカバンを持っていったのか?そんな事する奴いるかなあなどと考えていたら、(仮称)石塚という、まあそれなりの友達だった生徒が「大〇どうしたんだよ」と言ってきたので、私は「俺のカバンが見つからなくて困っている」と言ったら石塚が「誰かに取られたんじゃないのか?」と言ってきたんです。

私も「そうかもしれない」と答えたら、石塚が「そりゃあ帰れないよな、頭にくるだろう隠している奴が見つかったらどうするんだ?」と聞いてきたので私は「そんな奴ぶん殴ってやる」と答えたんです。

まあそんな事されたら「ぶっ飛ばしてやる」とか普通に言いますよね。

石塚はその後、教室を出ていき、生徒もだんだんいなくなり、さて困った。カバンがないまま家に帰るか、しばらくここにいるか思案にくれていると、また石塚が現れて「まだカバン見つからないのか?出てきたら隠した奴ぶん殴るんだよな」と言うので、「そうだ」と答えたんです。

石塚はまた教室から出ていったあと、ほどなくして戻ってきて「大〇のカバン見つかったみたいだよ、取った奴は屋上にいるよ」って言うから、どの野郎だ俺のカバンを取った奴はと急いで屋上に行きました。

ここまで読めば石塚はグルだと聡明なみなさんなら、わかりますよね。

その時の私は石塚がカバンを取った奴とつるんでいたとは全く思っていませんでした。

屋上にいくとなんと10人以上の生徒がいるんですよ。これチョットだけ、いやかなりヤバいなと思いました。

おとなしい、うちの中学の生徒でも一学年260人もいれば少しつっぱてる生徒も10人くらい、いるもんで、いわゆるその手の生徒が勢揃い。

真ん中に(仮称)武田という同級生が立っていて、その前に5人くらいづつ生徒が左右に分かれて並んでいる状態です。こんな状況、よくテレビで見たことありますよね。

まさに、そのまんまの光景です。奴らはこうやって放課後に気いらない奴とかを屋上に呼び出すんだと思いました。

ここで、踵を返して逃げるのもできますが、それだと石塚との約束を破った卑怯者になるし屋上に集まっている奴らの笑いものになってしまいます。

気は進まないというより、絶対行きたくないと思いながらここは腹くくっていくしかないですよねえ。

武田という生徒ですが、クラスの中で俺とも少し話す関係で微妙な感じだったかな。ただ武田は変わってる奴だなとは思ってました。頭を角刈りにしていて「俺はケンカの仕方を教わっているし、実際ケンカもよくしている、いつでもケンカをかっているんだ喧嘩を究める」とか言ってたから。

石塚がみんなに「大〇がきましたー」と大声で叫んで、私には「武田がカバン隠してたんだってよ、さあどうする、殴るんでしょ」と言うんですよ、ここでやっと石塚がグルだとわかりました。石塚はこいつらの使いっぱて事なんでしょうか。知らなかったなあ、石塚がこういう連中とつるんでいたとは。

奴らが集まっている前までいくと武田が「殴るんだろ」と言ってきたので、さてどうしたものかと悩みましたが、まあ石塚にも、カバンを取った奴はぶん殴ると言ったわけだから、しかたなく私も「殴るよ」と言うと、武田が「殴りにこいよ」と言うので私も武田の真ん前まで進みました。これで十数人に完全に囲まれた状態です。

絶体絶命だなこれは、状況はかなりヤバイ、しかし恐怖はなぜか全くなかったのも覚えています。

人をこぶしで殴った記憶はないなあ、小学生の頃取っ組み合いみたいな喧嘩はしたけど。

しばらく、にらみ合いになったが武田は「どうしたんだよ、早くなぐれよ」とせかしてきたので、まあここはもう殴るしかない。

普通にこぶしで武田の頬のあたりを殴りました。奴はよろめいたけどまた真っ直ぐに立って私をにらみます。奴のくちから少し血がにじんでいたので、ああ口は簡単にきれるんだなと変なことに感心してました。

武田は「そでだけかよ、もう殴らないのか」言ってきたんです。

黙っていると「それだけか、殴れよ」とまた言ってきたんです。不気味な奴です

私も仕方なく「殴るよ」って言ったら、武田は「早くやれよ」とまた催促です

私は二発目をこぶしで殴ったんですが、その瞬間、武田から二発くらい殴られました。

私も吹っ飛び口の中が切れたみたく、血の味がしたのを覚えています。

まあ、想像通りというか、大した衝撃を受けなかったんです。多分、担任の先生に平手ですがよく思い切り体が吹っ飛ぶピンタを受けていたので免疫が出来ていたのかもしれません。

武田はまた「それだけかよ」と言ってきました。

私は「これではキリがない、永遠に終わらない、馬鹿らしいから帰る」と言ってその場から離脱しました。この時私はマジでこの殴り合いはひたすらお互いが殴りあって傷ついて終わりがないと思ったんです。

今考えると武田はケンカ慣れしていたんだから、一方的に俺をボコボコにできたんじゃないかと思うんだよね。

当然、周りを囲んでいた不良連中は「なんだよ。これで終わりかよ、ふざけんなよ。もっとやれよ」はやし立ててきましたが、私は「どけよ」と言って包囲された円陣を誰かの胸を押しのけて簡単に出ることが出来たんです。この時も恐怖は全くなかったんです。

今にして思う疑問は、武田はなぜ私が殴るのをやめても殴りにこなかったのか、そして不良連中は放課後にせっかく集まって私がやられるとこを見にきたのに、あっさり私を返したのか。奴らが私に直接手をださなかったのは何故か。

この中には、(仮称)安藤という背がデカくやたらに喧嘩早い奴もいたんですよ。気いらない生徒を昼休みにボコボコにしているのは有名でしたから。

この一か月半後に3年生になった私は安藤と同じクラスになります、そこでの安藤との軽いトラブルはまた別の機会に書きます。

二発殴られただけで、この事件はもう終わりです、ここで終わるのは謎のままです。

私は、武田に殴られた事が妙に恥ずかしい気分なのと自分にいら立っていて。早くその場を離れて帰りたいと思い1階の靴箱に直行しました。

その時同時に女性二人が三階からずっと追いかけてきて、一人は私がわりと気にいってた(仮称)山田さんという女子でもう一人は誰かもう覚えていません

山田さんは私に「大〇君、大丈夫?」と言ってきたんですが、私は殴られた後の恥ずかしい気持ちが、さらに恥ずかしくなり山田さんを無視して、さっさと外に出ていきました。

山田さんは「まって大〇君」とか言ってたけどとにかく、私はその場を離れたく急ぎ足で家に直行しました。

家に帰ってテレビを見ていると、その日がバレンタインデーだったとわかったんです。

これは、私の勝手な思い過ごしかもしれませんが、あの時、山田さんは私にチョコを渡そうとしていたのではないかと妄想するのです。

だから、この事件は2月14日だと日付まで覚えているんです。

以後、今日にいたるまで人を殴っていません。殴られるほうは、担任の先生には、平手ですが卒業するまで、殴られ続けました。

私の記憶に残るバレンタインデーでした。  おしまい

んじゃ またね

ムットン調査団47 謎解きはディナーの後で

各位

 前々回、私が中学時代屋上で殴られた事件ですが、S課長がこの事件に対して推理をしてくれました。

私は事実を淡々と書いているだけなので、この推測が正しいかどうかはわかりません。

Sさんの推理はコピペでそのまま載せます

以下、S女史の推理です

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さて、武田がカバンを隠した理由・・私もそれを考えました。

実は武田も山田さんが好きだったのではないでしょうか。

だけど山田さんは大〇が好きみたいだと気づいて・・

バレンタインデーのその日にカバンを隠したことでも、そんな気がします。

カバンの中にチョコが入ってないか気になったのではないでしょうか。

事件があっさり終わったのは、

大〇くんが屋上に上がった時には、カバンにチョコが入ってなかったことを武田は既に知って、少し満足していたのかもしれません。

また、山田さんが現場を見ていた可能性があるとすれば、

山田さんの目を意識して、殴られたからやり返す程度にしようと考えたか。

好きな人をボコボコにされたら恨まれかねないですし、武田にとってつらいことになりますからね。

このことから総合的に考えますと、

やはり妄想ではなく山田さんは大〇くんが好きだったと思いますー♡

その事件がなかったら、どうなってたでしょうねっ♡♡

めでたしめでたし

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との推理をいただきました。ありがとうございます。

次はN課長からの情報提供です。

だいぶ前に紹介した本「塩狩峠」を覚えていますか?

福島県飯館村の成人式で20冊の本が是非読んで欲しい本としてリストアップされており、その中から1冊をプレゼントする仕組みです。

そのトップに「塩狩峠」が出ていましたと教えてくれました。ほー、まだ過去の本になっていないんですんねビックリです

ちなみに、私が塩狩峠を取り上げた後、この本を読んだという調査団員が結構いました。反応は様々でした、私同様に何も感じない人から、結構感動した、この本すごいですという人まで。ただし、本を読んでクリスチャンになった団員は今のところいません。

次は今日、O課長が帰る時に私の所にきて就学旅行でのジュースの話に「部長、俺も修学旅行の時、女子の部屋にジュース隠しにいきました、やる事が同じですね、いやーなつかしかったです」と話してくれました、彼は載せないでと言ったのですが、まーいいじゃないか載せるよと言って今書きました。

最後は、先日Y部長と雑談をしていた時の話です。それはパワハラだとか、この場合はセクハラになるとか、まあハラスメントの話をしており、どのような場合に何ハラになるんだという話になって、私が「じゃあ剝げてるYさんに毛をはやせと言ったら、何になる?」と言ったら、即答で「ケハラだ」と答えました。

早速、調べてみました、まだ正式なハラスメントにはなく、一部で「髪ハラ」とか言ってる人もいます。

したがって「ケハラ」は我が区の新語大賞の候補とします。誰がそんな大賞を決めてるのかって?

決まっているじゃないですか、我が団長ですよ。

んじゃ

PS、塩狩峠や就学旅行の話も過去に書いてた話なので、いずれ投稿します。