ムットン調査団199(58、団長を惑わす水着女性)

みなさん夏、真っ盛りですね、体のほうは少しだけ暑さに慣れてきましたがやはり暑いですね。台風の進路は関東からそれたみたいなので直撃は免れましたが昨日あたりから強い雨が降ったと思ったら、すぐに晴れてまた降り出すと言った台風特有の天気になっています。

今回はそんな暑い夏に団長が昔経験したちょっと驚く話です。

各位

この話は団長がかつて司法試験を受けた時の話です。

団長は当時、司法試験は何度も受けているので会場の雰囲気に飲まれるなんてことはありません。余程の事が起こらない限り。

前にも書きましたが、団長は司法試験の一次試験に3回も合格していますから。

そんな団長の試験の歴史の中で忘れられない事があったんです。

その年の受験会場は早稲田大学。季節は夏です。

団長は指定された建物の指定された教室に入り、精神を集中させていました。

一番緊張して、心臓がバクバクする時です。なんてったって司法試験は日本で一番難しい試験の一つだし、合格するかどうかで、その後の人生が大きく変わりますから。

その時です、団長の前の席に一人の女性が座りました。ここまでは、まあ女性の受験者というだけで全く普通です。

問題はここからです。その女性は席に着くと、いきなり着ていたパーカーの上着を脱いだんです。すると、なんと、なんと、その女性は突然、水着姿になってしまったそうです。

ヒエー、団長の前にいきなり水着姿の女性が出現。

団長はまじ、びっくりしたそうです。秀才や天才が集まる、あの難しい司法試験会場で女性が水着になったんですよ。団長の頭だって混乱しますよ、一体、何が起きたんだと、これは俺を惑わす刺客かとは、さすがに思わなかったみたいです。

これ普通に高校受験や大学受験、その他の試験で突然水着になった女性がいたら、試験管や警備員がきて外に連れ出されてしまいますよね。

ところが、この時、試験官からは特に注意することは何もなかったそうです。

そして、そのまま前の席の女性は水着姿で受験したそうです。

団長は自分の目の前ですから顔を上げれば水着の女性です、そうとう動揺したのではないでしょうか。

団長が司法試験を受け続けた中で、これは最高にビックリした経験だったそうです。

なぜ、その女性は水着で受験したのか、それには訳があったんです。

早稲田大学の試験会場はかなり暑かったそうです。

ちなみに早稲田大学は当然、冷房機能はあるけど、この試験の時は冷房は入れていなかったそうです。

なぜ冷房を入れなかったのかと言えば、全国の司法試験の会場を一律にするため、どの会場も冷房はつけないそうです

うーん、だとすると北海道とか高地にある場所が有利になる気もします。

したがって、試験会場が東京などの大都市の場合、うだるような暑さの中、冷房が効かない会場でみんな汗だくになって試験を受けるそうです。だから試験官もその女性がなぜ水着になったかは理解していたんでしょう。かつ試験官はスケベだった可能性も否定できません。・・冗談です。

ただ、その真後ろにいた団長には多大なる動揺を与えたことは間違いないでしょう。

試験問題を考えながら、ふと顔を上げれば水着の女性ですよ、常夏のハワイ気分になっちゃいますよ。

団長曰く、その女性もきっと受験の常連で真夏に冷房のない会場での究極の対策だったんだろうとの事。

でも、何も水着ではなく、ノースリーブの薄い服などでも良かったんではとは思うのですが、水着のほうが良い理由って何かあるのかなあ。うーん私には司法を志す乙女心は理解出来ません。

この水着姿の女性がいなければ、団長も動揺せずに平常心でいられたはずです。もしかしたら団長は今頃、最高裁判所判事になっていたかもしれません。

この女性の出現が日本の未来を変えてしまったかもしれません。

この女性の方がその後どうなったのかも気になります、きっと超現実主義者として効率的な人生を送っているような気がします。

この女性の生き方は、周りの人にとってはとても刺激的な人生になったかもしれませんね。

自分の人生は平凡だったと、お嘆きのみなさん、刺激な人生はある日突然、舞い込んでくるのかもしれませんよ。

いや、刺激はすぐに飽きてしまい、より強い刺激を求めると言われています。この現代社会を生きているだけで十分すぎるほど刺激的なんですが、私達の脳は知らないうちに、もっともっと強い刺激を求めているのかもしれません。

それが人間の性ってやつですかね、団長。