ムットン調査団216(29、小さな出来事)

今回の話は3年前に起きた話で、その翌日に書いた文章です

各位

この話は私が役所から帰るときの出来事です。私は役所の最寄り駅から地下鉄に乗り次の駅で別の地下鉄に乗り換えます。乗り換えるために改札を出て次に乗る地下鉄のほうに通路を歩くのですが、改札を出たあとで右側にある切符の販売機の場所で時々メールやラインの確認やポケモンgoなどを少しやってから帰ることがよくあります。昨日も販売機の一番端でスマホを取り出し操作を始めました。

私の右正面方向には若い女性二人が立ち話をしていました。私との距離は1メートルくらいでした。

スマホをいじり始めた直後に頭の後方に何かが落ちてきて、その後首にもぶつかったのです。重いものではないけど、3センチ以上かそれなりの大きさのものが落ちて当たった感触があったので、あわてて下をむいたのですが何も落ちていない。上をみあげても何もない。

正面を見ると先ほどの女性が「何か黒いものがスーッと落ちてきて貴方の中にはいっていきましたよ」って教えてくれました。

うえー!何かが入った。ヤバイと思い首から下に手を入れていくと、それなりの大きさの虫のようなものの接触

私は「やばい、虫がいます。さらに奥の背中の中に入ってしまいました」と言うと、女性が「早く出したほうがいいですよ」

私は軽いパニック状態になっており、何が私の背中にいて、噛んだりさしたりしないだろうか、蜂、ゴキブリ、とにかく早く私の中から出したかったのです。女性が「下から出すしかないですね」と言うので私は「ここでワイシャツと下着をズボンから出して、バタバタ始めたら変態だと思われませんか」と言うと女性が「私たちが壁になりますから、どうぞやってください」と言うので、私はカバンを床に置きズボンからシャツと下着を出して、パタパタと振りました。壁になってくれる女性は後ろを向くのかと思ったら、バッチリこっちを見ています。

この通路は大量の人が通るけど気にしている余裕なんてありません。5秒くらい思いっきりシャツをバタバタさせたら女性が「何か出てきましたよ」 いやー嬉しかったし、ほっとしました。女性たちが落ちてきた物体をのぞきこんで「カナブンですね、蜂とかじゃなくて良かったですね」

私も「本当ありがとうございました、助かりました」 女性二人も立ち話を終わらせ、そのまま去っていき。私もほっとしながら家路に向かいました。

長い公務員生活の中で通勤中にそれなりの大きさの虫が背中に入ったのは初めてでした。小さい小さい出来事ですが、その瞬間は結構あせります。昨日の今日なので鮮明に覚えているうちに書いてみました。みなさんも突然得体の知れない虫が背中に入ったらどうしたらいいのかを考えておくと良いでしょう。{備えあれば憂いなし}です。{一寸の虫にも五分の魂}です、うん?ちとこの例えは違いますね、まあ小さいことは気にしないでいきましょう。

 

「団長の一口メモ」

今から10年以上前、私が〇〇担当部長の時です。確か(仮称)大坂部長が4月の1日か2日くらいだったと記憶してますが「新しい課長もいるので、部課長の歓送迎会はまだ先だから今日行ける課長だけに声をかけて飲みに行こうと」いう話になり近場で飲み会となりました。

飲み会は無事、和気あいあいに終わりました、この飲み会ですが都からきた女性のA税務課長が「私は司法試験一次であと1点足りなかった」と自慢げに話しており、みんなは「おーすごいじゃないか」と言った時、団長(当時は課長)が「別にすごくないですよ、一次までは誰でも通るんです、私は一次なんて何度も合格してますよ、難しいのは二次試験ですよ」とその場を凍らせる発言をしていたのを覚えてます。きっと団長は新米課長にガツンと最初が肝心と愛の鞭で厳しい言葉をなげたのでしょう、そんな事を自慢しているようではまだまだ甘いと。

そうこの女性課長は飲むと記憶がなくなり、翌日知らない男性の名刺が沢山あるけどサッパリわからない、また飲んだ後知らない男性からよく電話がかかってきて困ると言っていました、なので名刺は持ち歩かないことにしていると言っていました。

結構、魅力的な女性なので男も寄ってくると思いますが、彼女は自分では記憶はないのだが酔ってると電車の中で自分から知らない人に飲みに行こうと言ってるみたいだと、さらに酔うとはげた男の頭を噛む癖があるとも言っていたのも思い出しました。いやーすごい女性でした。確か飲むと当時の(仮称)谷沢課長の禿げた頭を強くひっぱたいていたのも思い出しました。

さて本題はここからです。会計は私が担当し一人五千円を徴収しました。

人数は正確ではありませんが、10人なら5万円になります。集め終わって冊束を数えると五千円足りません。

私は「誰か払っていない人がいますので、早く払ってください」と言っても反応なし。自分の行動も振り返り私は確かに払った。

課長一人ひとりに五千円払いましたか?と聞くとみんな払ったと言うのです。もちろん大坂部長にも本当に払いましたかと何度も聞きました。

私は、この中に一人払っていない人が必ずいます、今一度払ったか思い出してください。誰だかわからないと帰れません。

みんな払ったと言い、私は払ってない人が必ずいますの繰り返し。みんな絶対に払いました間違いありませんと言うのです。困りましたが私の調査は犯人解明まで続きます。そんなやりとりを繰り返していたら、ついに犯人がねをあげました。

なんとなんと団長が「あっ、俺払ってないや」と言うのです。おいおい団長しっかりしてくれよ、でもこれでやっと一件落着です。

しかし見方をもし変えたら、さすがです団長。もし私が調査を持久戦に持ち込まなかったら、該当者なしで終わっていたかもしれません。

団長が払い込んだと思い込んでしまった確率は99.9%ですが、0.1%で団長確信犯説もありえます。私はそんなエグイ団長ならしびれますぜ。

悪の匂いがプンプンします。そんな悪の匂いを感じとった女性が団長をほっておくわけがありません。でも団長は男や女などという、どろどろとした生物体には興味がありません。そうです団長が愛するものは完璧な法律であり、その中にこそ幾何学の謎解きのような極上の喜びと興奮を覚えるのですから。さすがです団長

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