ムットン調査団179(48、中学修学旅行2)

6月4日の日曜日早朝、私は管理職、防災宿直が終わり家に帰るため乗り換えた駅の改札に入ろうとした時、なんと突然目の前に団長が現れたんですよ。

私は「団長、こんな朝早くから何してるんですか」と聞くと「これから友達に会うんだけどまだ早いので喫茶店にでも入ろうかと思っている」との事。

うーん、埼玉からこんな朝早くに都心にでてくるとは怪しいです、それとも団長は土曜日の豪雨で浜松にかなりの被害がでたので心配で寝れなかったのかもしれません。

私には友達に会うと言っていましたが新幹線で浜松に向かったのかもしれません。

謎多きミステリアスな団長なので真実はわかりません。時に真実はわからいほうが良い時もあるので、このままにしておきましょう。

さて今回は就学旅行1の続きで就学旅行2です。

各位

中学就学旅行・二つ目の事件もやはりジュースです。

屋上で殴られた事件の時、我が中学の中で(仮称)安西というすごい恐い奴がいると言ったの覚えてますか?まあ覚えてませんよね。こいつは本当に喧嘩が強くて怖い奴なんです。中2の時気に入らない奴は昼休みに自分のクラスに呼び出しボコボコにしていると話は何回も流れていましたから。学年の中では無敵でしたね、多分番をはってたんじゃないかと思う。

とにかくヤバイ奴だと名の通ってた男です。背がでかく、ぎょろっとした目でした。

(君子危うきに近寄らず)じゃないけど、そいつのことはなるべく避けていました。

私は安西に何かされた事は一度もなかったのですが、安西の子分にAという奴がいたんです。私の小学生時代からの友人がそのAの子分みたくされていて、使いっぱや柔道の技をかれられたりとかしてたんで「あんな奴から離れろ」と説得したんですが駄目でしたね。そんな訳で安西も安西の子分Aも嫌いでした。

その安西が3年になったら私と同級生になってしまったんです。しかも席は私の隣です。

ヒエー、安西の横ですよ、めちゃめちゃ緊張する。後に席替えで離れた時はほっとしました。もっとこの席替え一番前の真ん中に移動したので、それはそれでかなり不満でした、その件はまた別の機会に報告します。

安西の隣になったら、そこは割り切って接するしかないので、それなりに無難に乗り切りましたよ。

そんな奴は、ほっておくのが一番良いのですが、私としてはこいつのせいで多くの生徒が痛めつけられたわけで、ほんの少しやり返してもいいのでは思ったんです。

そうです修学旅行の時にチャンスがめぐってきたのです。しかも少し危険なワンチャンでした。

初日に宿に着いた時、やはり部屋でまったりしてる時です。学校から生徒一人ひとりに缶ジュースが配られており、これは部屋でいつでも飲んでよいジュースでした。

たまたま安西が部屋から出ていった時、私は瞬間ひらめいたんです。今なら安西のジュースを飲める、周りを見渡し今なら誰にも気付かないと思ったんです、安西はすぐに戻ってくるかもしれないので、私は素早く安西のバッグのところまで行き、ジュースをカバンの中からだすと一気に飲み干しました。いつ安西が戻ってくるかもしれないので、味わう余裕などは全くなく、とにかく急いで一気に飲み干したんです。

セーフ、安西は戻って来てないし誰にも見られていない、よしミッションクリアと言うとところでしょうか。今だに不思議なのは、よくそんな危険な行動にでたなと、今なら絶対にやってないです。まさに怖いもの知らずの馬鹿ですよね。

しかし、飲んでいた時に(仮称)小森という生徒が見ていたんですね、悪いことはするもんじゃないですね。・・・・(天網恢恢疎にして漏らさず)です。何を言ってるのか、わからないって、まあ故事成語なので興味のある方は調べてください。私はたまにつぶやきますよ「てんもう かいかい そにしてもらさず」

そんな事はどうでもよくて、問題は小森ですよ。小森は私に「それ安西のジュースだろ、お前安西のジュース飲んだんだぞ、しらねぞ」と俺の所に着て小声でそっと言ってきたんです。やばい見られてた。・・・万事休す。安西にボコられるな、全身から血の気が引いた思いでした。

小森という生徒は安西がジャイアンなら小森はスネ夫みたいな生徒です。これはもう駄目だなと思いましたよ。あとは小森次第ですが、全部話すんだろうと思ってました。

しばらくすると安西が部屋に戻ってきました、ドキドキしますよね、すぐには安西も気づかなったんですが少し時間がたったところで、「誰か俺のジュース飲みやがった、誰が飲んだんだ」と突然怒鳴り始めました。

私の心臓も緊張マックスです。だったらそんな危険な事しなきゃいいのにと思いますよね、でもその時の私はやるべきと思い動いてしまったわけで、時間は巻き戻せません。小森さえ黙っていれば何とかなるわけで、心の中で「頼む小森、黙っていてくれ」とダメもとで祈っていました。安西はさらに怒り「誰が飲んだんだって言ってるだろうと」凄い剣幕で部屋中凍り付いていましたね。

まあ、当然そうなりますよね。そこまでは想定内ですから。すると小森が安西の所に行き「安西どうしたんだよ」と話しかけるんですよ。小森が安西に「大〇が飲んだ」と言えば、私は安西にボコボコにされるわけです。安西が小森に「誰かが俺のジュースを飲みやがった、ぶっ殺してやる」とわめいており、小森は安西に「そりゃひでえな、犯人見つかるかね」なんていいながら、俺をチラッと見るんです。小森は私をチラッと見る時ニヤッとしているんですよ。その後の二人の会話を覚えてないのですが、話ながら小森が何度も俺をニヤッとしながら見るんです。いやー生きた心地がしませんでした、心臓バクバクもんでした。

結局、小森は俺をちらちら見ながら安西をなだめてくれて私の事は言いませんでした。安西はしばらく荒れていましたが、そのうち静かになり落ち着きました。

いやー。やっと一安心です。なんだ小森案外いいやつじゃん。その後小森がこの件で私にからんできたり、脅してきたという記憶もないし。

まあ、人の缶ジュースを飲んだという小さな話なんですけど、当時の私にとっては安西の缶ジュースを飲むというのは、これ半端なく怖いんですよ。

たかがジュースされどジュースです。ジュースを飲むという小さな反撃であり、また大きな冒険でもあったのです。・・まあ大〇の小さな小さな大冒険ということで、どうでしょうかね。

安西は缶ジュースを飲まれた事なんて、遠い昔に忘れているでしょうね。

 

「団長一口メモ」

団長は司法試験に何度も何度も挑み、もう手の届く所に合格があったけど、あと一歩、いやあと一手届かなかった。いやあと三苫の1ミリ届かなかったんです。それが人生ってもんですよね団長

団長は気になる女性が受験に失敗した時は「本当に残念だったね僕も泣きたい気持ちだよ、僕が傍にいてあげられたら悲しみを半減させてあげたのに」と呟きます。

いよっ!出ました団長18番!相手の弱っている時にすっと近づき優しい言葉をかける。

もう定番通り相手はぐらっときます、ここで団長何回か優しい行動をとったあと、「突然今忙しいから後でいいかな」なんて言って突き放す。

憎いね団長。相手は心配になって寝ても覚めても団長のことで頭がいっぱいになる。それでもしばらく突き放したあと、団長は堂本光一似のその顔を満面の笑みにして「ごめんね、またせてしまったね、でも、もう安心していいよ」と言って再び近づいてくる。この団長の腹黒ツンデレ作戦にかかったらどんな女性も蜘蛛の巣で、もがく虫と同じです、もがけばもがくほど団長がだす糸にからまり身動き出来なくなるんです。団長はゆっくりと獲物に近づいてきます。そして相手の見も心も一気に奪い取る。さすがですレディキラーの団長。

でも団長は悪気はないんです、生まれながらのジゴロなんで。

(今日の標語)気を付けよう甘い言葉と団長のツンデレ

      気を付けよう難しい団長の法律用語と優しいささやき

See you