ムットン調査団241、我が家から帰らない業者

各位

今回は怪しい塗装業者の話です

今から10年くらい前に自分の家に外壁塗装の業者が来た時の事を書きます。

みなさんも家にいると、いろんな業者が訪ねてきますよね。特に一軒家の場合は屋根と外壁の塗装業者。シロアリの駆除、下水の高圧洗浄等々、いろんな業者が訪ねてきます。

私がいる時はインターホンで対応して断ります。それでも何か言っていたらパンフレットと名刺を郵便受けに入れておいてと言います。

自分の家の前後左右などでの家で屋根や外壁塗装をする場合は業者がタオル一つもって挨拶に来ます。これはよくわかります。

よくあるパターンでインターホンがなり、要件をきくと近所で外壁の工事をするので挨拶にきましたと言います。どこの場所ですかと、どこだが全くわからない場所を言う業者がいます、まあ適当なことを言って直接話がしたいのでしょう。

場所もいいかげんなことを言う業者なので信用できないので、もちろん会いません、それでもどうしても直接話がしたいと言ってくるケースも多いので、パンフレットと名刺を郵便受けに入れておいてと言います。そこでインターホンを切ります。

いずれにしても、インターホンで止めないと後がややこしくなります。

宗教の勧誘もしかりです。

そんな中で一つ苦い経験があります。

私が家に帰ると妻が今日、壁の塗装業者が来たと言います、なんでも新しい素材で本当にすごいとの事、自分では決められないので今度の日曜日に来てもらうことにしたので是非、説明を聞いて欲しいとのこと。

やれやれ会う約束をしたのかと思いました。

本当にすごいのかと妻に聞くと、新しく開発された新素材で一回塗ればもう永久で今後は塗らなくても大丈夫だそうです、何だか少し怪しい感じがします。

多分、この話がでる一年くらい前に我が家の斜め前の家が壁にボードをペタペタと貼ってこれで永久に壁塗りはしないで済む話を聞かされたからかもしれません。

その家は外壁塗装で500万くらい払ったと言っていたそうですが、私は絶対にそんなにかかってないと思っています。その時は斜め前の家からも勧められたのですが、私が妻に500万もだすなら外壁塗装が三回はできるので、そんなもったいない塗装は断ると言いました。

それはともかく、今回はどんな業者か知りませんがまあ、約束までしたんだから会わないわけにはいきません。

業者を家に入れて話を聞くと言うのは少し憂鬱でした。

日曜日の約束をした時間にその業者は来たので家に入れました。

怖そうな、ガタイのでかいにいちゃん一人です、二人くらいで来るのかと思ったら一人でした。まず名刺とパンフレットをもらいました。

延々と新素材についてパンフレットを見せて説明を始めました。記憶があやふやなのですが確か光触媒を使うので永久に汚れなく、雨がふれば綺麗になりますと言ったような話だったと思います。

新素材なので、当然高くはなるけど、そこはかなり安くしますとの話でした。

まあ普通に外壁塗装をする倍以上の値段でした、業者はそれでも今回塗ればもう塗らなくていいので絶対にお得ですと言ってきました。

説明を一通り聞いたので、ではこの後よく考えて後日、返事をしますと言いました。

私は本当にそんな優れた新素材があるのか疑っていたので翌日以降調べてみようと思っていました。本当に優れているのなら後日、契約した可能性は大いにありました。

そんなわけで、今後検討しますは、多分、もっともノーマルな答えをしたはずだったのですが、相手は何と今日契約してくれとを迫ってきたんです。

今日、契約すれば安くなるけど明日以降なら割引きがきかないとか、まあいろいろ言ってくるですが、私は「とにかく今日は決めません、じっくり考えさせてもらう」と言ったら相手は態度を豹変させてきました。

「何で契約出来ないんだ、理由をきかせろ、ちゃんとした理由がないなら俺は帰らない」と語気を強めてきました。

この瞬間で危ない業者だとわかりました。この業者とだけは契約するわけにはいかない。

今まで説明していた新素材もかなり怪しい、というより嘘くさいと思いました。

私は「とにかく今日はもう帰ってください」と普通に話かけました。

相手は「納得いかないので帰らないと」と言いました。

これは、もはや脅迫でしょう、やっぱり知らない業者を家の中に入れるんじゃなかっと後悔しました。

「帰れ」と言っても帰らない。少し脅してるような感じになってきたので「やはり、おたくとの契約はしない、帰ってくれ」と私は何回も言ってるのに、業者は「何が駄目なんだ」とすごんできたので、私も言葉を強く言わざるを得ません。「家から出ていけと言っているのに何で出ていかないんだ、出ていかないのはおかしいだろう」と言いました。

このあたりで私もそろそろ警察を呼ぶしかないかなと思っていました、あとしばらくごねたら警察を呼ぶと警告しようと決めていました。実際、これは警察に電話をしないと出ていかないと思っていました。

そいつが「俺も男だ断るならちゃんと理由を聞かないと帰らない」と言うから「あんたに理由を言う必要はない」と言うのに。

「理由が分かれば帰る」と言うので、まあ警察呼ぶのは最後の手段だったので「嫌なものは嫌なんだ、それが理由だわかったか」と大声で言ったら、「それならわかった」と言ってやっと立ち上がりました。

やれやれ、ようやく帰りました。警察を呼ぶ一歩手前です。

しかも、この男、帰る時に私に渡した自分の名刺を返してくれと言って回収し、パンフレットまで全部、回収して帰ったんですよ。絶対に危ないぼったくり業者です。

名刺、パンフレットまで回収する業者なんて聞いたことないですよ

こんな奴を家に入れたら、今はまだ何とは撃退できますが、将来、じいさんになったら、相手の脅しに屈して契約しちゃうかもしれません。

自分で怪しいしいかなと思ったら絶対に家に入れたらだめですね。家に入れたら最後、ちょっとやそっとでは出ていきませんから。

団長にも意見を聞きました

団長曰く、信じられるのは自分だけです。・・・例外は浜松北の出身者だけです

自分が信じられなくなったら・・・近いうちにお迎えがくるでしょう

人生はだまし、騙されです。それが耐えられなくなったら、その人生ゲームから降りるしかありません。

人を信じられる世の中にいつかなると、いいですね。

最後は団長らしからぬ優しいお言葉でした。