ムットン調査団160、卒業

各位

毎年、3月31日には辞める職員が挨拶に来ます。

今日をもってわが社を去る人は、ほっとしている人もいるでしょうけど一抹の寂しさを覚える人も多いと思います。

でも見送る我らも寂しいもんです。長年一緒に戦った戦友のようなもんですから。

今日で職場を去る皆さん長い間、本当にお疲れ様でした。これからの第二の人生が穏やかで幸多かれと祈っています。

今日は辞める校長先生も私の所に挨拶に来てくれました。私も教育委員会には合計6回いました、その校長とも長い付き合いでした。

教育を離れて3年たちますが、ちゃんと覚えていて挨拶に来てくれるなんて嬉しいじゃないですか。次に働くところも決まっていて良かったと思いました。

外郭団体の専務理事をしていたM元部長も今日で退職なので挨拶に来てくれました。係長の頃に一緒に仕事をして以来、ずっと仲間でした。

慶応ボーイの名に値するカッコイイ、スマートな生き方をしていました。今後は仕事はせずに奥さんとゴルフ三昧の生活をすると言っていました。蛙の子は蛙、資産家の子は資産家と言ったところでしょう。退職後も優雅な生活で羨ましい限りです。

その他にもH部長やI参事をはじめ多くの方が挨拶に来てくれました。

卒業する人が退職辞令を持って、たくさん来られるので年度最終日の独特な感じがする一日でした。

異動で出ていく職員が自分の机の上や引き出しの中までタオルで拭いて次にくる人に備えています。異動する時がチャンスとばかりに大量の書類も捨てられるので各階のごみの集積所は書類の山になっています。

確かに自分が異動しない時は、この書類まだ見るよなと思ってどんどん、たまりますが異動となれば、自分はもういませんから、みんな大胆にバッサバッサと捨てるわけです。

まあ良いことですよ、そうしないと書類だらけになりますから。

異動で別れを惜しんで話し合っている職員がそこかしこにいます。いろんな思いが人それぞれの頭の中に去来しているんでしょう。

今いる職場の職員が同じメンバーで、どこか異動先で集まることは二度とないから、この一瞬を大事にしているんだろう。

人生は過ぎれば走馬灯のようなものだから、その中で一瞬一瞬をきらりと輝かせているんでしょうね。

輝いているかどうかは、他人が決めるものじゃないから。自分が輝いていたと思えばそれで良いんだと思います。

私も歳を重ねて若い頃を振り返れば辛いことも多かったけど、それでも今も思えば、きらきら輝いていたんだと思う。

その輝きは十人十色だと思うけど、どんな輝きを見せるかはその人の生き方で変わっていくんでしょう。そんな中で歳をとっても輝きの失せない人もいます。

そんな素敵な人生を退職された皆さんが歩まれることを祈っています。。

さて、休み明けは新年度が始まります。感傷に浸っていられるのは今日までです。

今日の夜はこの一年を、いや人生を振り返り遠い昔の記憶の旅に出かけてみませんか。

では、よい旅を。