ムットン調査団258、内示

各位

今年度も残すところ、あとわずかです。そして新年度と言えば人事異動です。

異動の年数に達している職員は3月に入ったくらいから異動の内示がいつ出るのかと、ソワソワしてきます。異動内示の前日くらいになるとドキドキ感がマックスになり仕事にも集中できない職員が出てきます。

この一週間くらい多くの職員からドキドキしているとか、不安でたまらないとか聞かされました。特に採用されて初めての異動になりそうな職員の不安が一番多そうでした。

それは仕方がないでしょう。異動したら全く新しい仕事を一から覚えなくてはならないので、ちゃんと出来るだろうかと不安になります。

その職場の人間関係も気になります。職場の雰囲気次第で楽しい職場にも暗い職場にもなりますから。まあ、もろもろ心配になるわけです。

それでも希望の場所に異動出来た人は期待感も高いので、不安よりも高揚感のほうが多く前向きに進んでいけます。

その逆で、内示を見た瞬間に絶望感に襲われる職員もいます。あそこだけは行きたくない、絶対に嫌だと。行く前から嫌で嫌で不安しかない状態になります。でも行ってみたら思ってたほどひどくなくて安心したというケースも良くあります。

住めば都というケースです、大方の職員は心配するほどでもなかったといくことが多いので、今最悪だと思っている人も多分、何とかなりますよ。

でも私の過去の異動の中で、行ったらさらに地獄だったということもがありましたから、これは何とも言えません。

後は運次第ですかね、そんな異動を何度も繰り返しながら一人前の職員になっていくわけです。一つの部署に長くいないで数年で異動することで、色々な仕事を覚えていきます。

福祉、環境、教育、街づくり、コミュニテイー、防災、など多くの職場で新しい経験を積み住民ニーズをつかみとっていける職員になります。

そんな訳で行きたい課に行けなかった皆さんも、後になれば良い経験になったときっと思うでしょう。くさらずに頑張っていきましょう。

異動に関しては辞令が出れば新しい職場で全力をつくすのは当たり前なので言うまでもありません。

仕事とは違う観点で見ると人生に大きな影響をもたらすケースが多いんです。どこの役所でも会社でも職場内結婚は多いと思います。

そうなんです、この人事異動という奴は思わぬ副産物をもたらすんです。職場内結婚をした職員の中で、付き合い始めた時は同じ職場だったという職員はたくさんいます。

同じ職場でなくても同じ階になって話すようになったとかもあります。また、職場が変わったことで他の部署との調整が増えて新しいつながりが出来たりします。

そんな訳で人事異動が結果的に新たな人と人を結び付けていくんです。なので人事異動によって人生が変わる人も大勢います。

私も人事異動によって人生が大きく変わってしまいました。まあこれは結果論ですが。昔のあの時の人事異動がなければ今の自分とは別の生活を送っています。

人事異動が悪いんじゃないんですよ、結果的に人事異動がいろんなことを誘発して自分の人生が変わってしまうようなことが起きるんです。

まあそれも含めて人生とは、ある割合で運に作用されると思っています。

自分の努力は必要ですが、努力だけではどうしようもないことが起こります。

その時に運が悪く、自分が思っていない方向に物事が進み戻ることが出来なくなってしまうことがあります。その時にもう、いいやと諦めては駄目なんです。

そこで運が悪かったことは受け入れて、必要以上に力まずに何とかなるさという、やや投げやり的な希望を持って前に進むことが肝要だと思います。

多分、何とかなるんです。生きている以上、何とかなるんです。もがいていれば風向きが変わり良い方向に動くことだってあります。

抽象的な話で何を言っているのか、わからないかもしれませんが人生はそれなりに頑張って、後は運にまかせる。駄目だと思っても諦めずに最後までもがいていれば別の道が開けることがあると言うことです。

まあ私的には、あまり力まず、肩ひじはらずに、楽なスタンスでそれなりに頑張るのがベターかなと思います。

さあ異動した皆さん、異動できなかった皆さん、新年度に新しい仲間と楽しい職場を作っていってください。

最後に今年度で役所をさる皆さん、本当にお疲れ様でした。

これからの皆さんの人生が幸多かれと願っています。ありがとうございました。

それでは、また。