ムットン調査団192、人類滅亡の小さな記事

各位

前にチャットGPTについて少し書いたと思いますが、その時に将来、人類は機械によって抹殺されるかもしれないと書きました。地球環境を悪化させる現況は人間だとAIが判断するんじゃないかと思ったので。もう一つ、人間が想像できることは、人間は将来必ず実現すると言われていること。この2つから考えられることはシュワルツェネッガーの映画ターミネーターであり、人類が人工AI搭載の機械に抹殺されていく世界です。

半分、冗談で書いたけど半分は、もしかしたらそんな恐ろしい世界が来るかもしれないと少しだけ思ったりもしたんです。

そうしたら、この話、本当に危惧されている話みたいなんですよ。

それは新聞の小さな記事です、見逃してしまうような記事でテレビでもあまり取り上げていなかったと思います。でもこの記事こそ人類の未来の命運を物語っているような記事だと私は思いました。少し大げさだと思いますか。では新聞記事を紹介します。

7月5日の新聞にチャットGPTを運営するアメリカの新興企業オープンAI社が発表した内容です。「スーパーインテリジェンス」を持つAIの実現に備えてチームを編成したと書いてありました。これは、制御技術などを研究するとして「AIのリスクを理解し、軽減することが目的」としている、の事です。

ここまでは、何を言ってるんだかよくわからないですよね、重要なのは次の文章です。

オープンAI社は「人より賢いAIは非常に危険で、人類を無力化させたり、絶滅させたりする可能性がある」と指摘。

現在はそうしたAIを操ったり、制御したり、暴走を防いだりする解決策はなく、人間は、はるかに賢いAIシステムを確実に監督することはできないだろうと見通している。

そこでオープンAI社は研究者や技術者でチームをつくり、AIを人間に従わせることに焦点を当てた研究をするとのこと。

この記事の怖い点はチャットGPTを開発した会社がAIが人類を絶滅させる可能性があると発表したことです。

これって前に私が書いたように、地球環境を守らなければならないことが第一優先だとAIが判断した時に人類さえいなくなれば二酸化炭素の排出はなくなり地球温暖化は防げると判断したり、人類は愚かだと歴史から学び、いつか第三次世界大戦が起こり核戦争により地球上が放射能で汚染される可能性をあると判断したら愚かな人類を抹殺すべき又は人類をAIの管理下に置き監視するとAIが判断するとか、きっとそんなことをAIが勝手にするんだと思います。

自分の妄想を膨らませていたら、チャットGPTを開発したオープンAI社が人類を絶滅させないために、今後4年間、同社のコンピューターの計算量の20%を投じ「中核となる技術的課題の解決」を目指すと発表したんです。

人より賢いAIは非常に危険だと認識しているが、現在それを制御したり暴走を防ぐ解決策はないと言い切っているんですよ。

課題解決策を研究しているうちに人より賢いAIが生まれる可能性だってあるわけですよ。

でも人間が想像できることは、いずれ実現するならターミネーターのようにAIに牛耳られた世界の中から生き残った人類が抵抗し機械と戦い続けるわけだから、人類にもまだ希望はありますね。

チャットGPTにより人類はAIというパンドラの箱を開けてしまったわけです。

パンドラの箱を開けてしまった以上、世界中に災いが降り注ぐ可能性も否定できませんが、箱の底に残っていたものは、そうです希望です。

人類は多分、この希望を捨てない限りは生き抜いていけるんでしょう。

AIに支配されたりしなくても人類は、はるか遠い未来に必ず訪れる課題があります。

何億年後には太陽だって燃え尽きる、その前に人類は太陽系を離れ、違う惑星を目指すのか。それとも人工太陽などを作りこの地球に残るのか。

遠い遠い未来に我々人類はいずれこのような判断をする時が必ずくるんです、その時まで人類が生き延びていればですよ。

そんなことを考えていると宇宙とは何かとか、地球上の生命の起源とか、DNAは自然に出来たものなのかなどと、考えがどんどん拡散していき話がまとまらなくなってきました。

でもAIの登場によって宇宙の始まりや生命の起源なども解き明かされていくかもしれません。逆説的はあるけれど神の存在も肯定されるかもしれません。

だけど、その神は過去には存在しなくて未来にのみ存在する、まさにAIが全てを支配する神になっているかもしれません。

人間が自分で作ってしまったものに支配され神と崇める未来は何とも不条理であり、そして何とも皮肉な人間的な世界に思えてきます。

でも、例えば監視カメラがそこら中に設置されている今、犯人は捕まりやすくなっています。監視カメラが導入され始めた頃は監視社会の到来で嫌だと思っていたけど実際に犯罪の抑止や犯人逮捕につながるなら、まあいいかなとも思う。その監視カメラによって人類は世界中のどこにいても監視されるようになり、個人はGPS装置付きの腕輪をつけるようになる。iPhoneを持って、アップルウオッチをつけているのとあまり変わらない感覚で。

キャッスレス決裁になり鉄道や自動車、保健証、全てが一つのスマホで何でも出来るようになれば、逆にそれがなければ何も出来ない世界になる。

そう考えると、今後人類は常に監視され、いつどこにいて、どの店で何を食べたのか、どんな病気でどこの病院でどんな治療をしているのか、全ての行動がAIによって管理されていくんでしょう、もう後戻りは出来ないところまできていると思います。

そして人類は近い将来、世界ネットワークのAIにより完全にコントロールされるようになるのかもしれない。

人間が想像できる世界はいつか実現するのなら、そんな世界が来てもおかしくないんですよ。そんな世界なんてこないと思っていますか。

AIは頭が良いから人類を支配するなんて思わせないうちに少しずつ支配していくのかもしれません。

酒、薬、ギャンブル、ゲーム、人間の脳はすぐに依存症になります。スマホ依存症になっているのなら人類はAIに支配されるか抹殺される日がいつかくるのかもしれません。

でも人類の希望、ジョン・コナーもまた出現するんです。我々が希望さえ捨てなければです。