ムットン調査団194、最近の株の話

各位

何人かの職員にまた株の話を書いて欲しいと言われたので、思いつくままを書いてみます、もしこれから株を始める人は、あくまでも自己責任でお願いします。

七月に入るくらいまでは日経平均は連日爆上がりをしていました。7月3日に33,753円をつけた後は一か月近く三万二千円台でもみ合っていて止まっています。これから先、上がっていくのか、それとも下がるのか私はさっぱりわかりません。

ぐんぐんと上がっている時でも評論家の意見はバラバラでした、かつてバブルの時につけた日経平均最高は1989年12月29日で38,915円です。

30年以上も前につけた金額をいまだに超えられないのは日本のGDPや賃金、物価が全て止まっていたわけで、日本以外の国はこの30年間の間に全てが何倍にもなっているので、株価も賃金も何倍にもなっている国がたくさんあります。

そんな中で今回、日経平均はやっと三万三千円台まで回復してきました、今後は過去につけた38,915円を突破して上がっていかなければ日本は永遠に沈んだままになってしまうから、まだまだ上がるという意見です。

それに対して現在の金額はすでにバブルであり、いつはじけてもおかしくないので今後急速に株価は下がるという意見です。

バブル崩壊の後、20年間の歳月をかけてじりじりと下がり、2008年にリーマンショックがおこり2009年3月10日に日経平均は7,054円まで下げました。

この頃は株の値段など見るのも嫌で持っている株は全て塩漬け状態でした。

あれから14年、ようやく株価はここまで回復しました。

先が見えるならみんな大金持ちです、見えないから右往左往するのでしょう。

国も積極的に投資を促し国民の資産を増やそうとしています。新NISAは従来のNISAに比べて大幅に拡充されています。

でも私はみんなに投資を薦めているわけではありません。当たり前ですが投資にはリスクがついてきます。結果的に損をして財産を大幅に減らしてしまうこともあるでしょう。

だから、ある程度、遊び金の中で損してもいいというくらいの気持ちでやらないと駄目かもしれません。

安全性が比較的高いのは、積み立てNISAで毎月コツコツと積み立てていくのは良いのでしょうね、若い人なら今から積み立てていれば高齢者になった時にけっこうな額になっているかもしれません。もちろん、この場合も多分であり想定外の事態などが起これば損をすることは当然ありえますので、あくまで自己判断でお願いします。

では、今私はどんな状態かと言えば、日本の個別株でやってきましたので久しぶりに大きく増えています。

日本株が爆上げのきっかけとなったのは投資の神様ウオーレン・パフェットがこれからは日本の5大商社の株を買っていくと明言してからでした。

私はパフェットが言う前に三菱商事伊藤忠、丸紅、三井物産の株を持っていたので、この4社の株は爆上がりしました。商社の株は配当が高かったので持っていたのですが、さすがに買った時の二倍や三倍になっていたので、5大商社株は全部売って一旦利確しました。

配当目的で購入した株だったので、売るか持っているかは迷いましたが、過去は跳ね上がった株をずっと持っていると、そのうち、ずるずる下がることが多かったので今回は売りました。ただ日経平均はまだまだ上がるという声もあるので迷いました。

結局、株をやる場合は常に、こういう判断をしなければなりません。積み立てだけを、ずっとやる場合は何も考える必要はありません。

商社株は他に双日を売らずに持っています、なんで双日を買ったかと言えば早実と読みかたが同じだったからです。まあ、こんなどうでもいいような理由で買ったりもします。

私の場合はトータルで得をしているのか損をしているのか、わからないんです、株を始めたのが何十年も前だったので、今までに総額いくらの金額を投入したのかがわかりません。

ここ5年を見てもコロナの時に大きく落ち込み、その後持ち直してここ数か月で大きくプラスになっています。

しかし株と言うのは保有しているものを全部売って、現金で持っていれば利益が確定するんでしょうが、株で持っていればリーマンショックブラックマンデーバブル崩壊など突然怒涛のような下げに出くわします。そうなると自分の資産はみるみる減少し半分や三分の一になったりします。このような時、損をしてでも早く売ったほうが良いのか、ひたすら戻るまで持っていたほうが良いのかわかりません。

大儲けをする人は例えば今のように爆上げした時に全部売って、ひたすら大暴落を待って底値の時に一機に買うみたいですが、なかなか出来るもんじゃありません。

私の今の株の持ち方は配当を重視して買っています、でも昔から優待も好きなので優待がメインの株もちょこちょこ買ってしまいます。

普通に考えれば、例えば100万円のお金があり配当5%の株をNISAで買ったとするなら年間5万円の配当金をゲットできます。

もし100万円で食事の優待券が2万円分、配当が5千円の株があったとしても普通は買わないですよね、5万円の配当金が出る株を買えば優待券でもらえるより絶対に徳だから。

でも私は優待目当ての株も買ってしまうんです。優待券が届くと何となく嬉しい気分になるのと必ずその店に行くようになるからかな。

株が難しいのは、こういう損得抜きで持っていた株が長い年月で大化けしたりします。

前にも書きましたが昔オリエンタルランドの株を100株で100万くらいで買ったらそのうち4分割になり400株保有となりました。理論上は四分割ですから100株の値段は25万円になります。分割した時は必ず一株の値段は分割した割合に応じて下がります、そのあとオリエンタルランドはあっという間に100株100万まで上がったので、この時300株うりました。手元に優待をもらうために100株は残しておきました、今年の四月に今度は5分割したんです。したがって私は今500株持っています、現在オリエンタルランドの株は一株5500円ですから500株で275万円になります。前の分割の時に四分の三を売っているので残った株に投資した金額は25万円ですから、10倍以上になっています。

結果論ですが100万で最初に買って一切売らずに持っていれば2000株で1100万円になっています。ただディズニーランドの優待が欲しくて買っただけなので儲ける気持ちはありませんでした。同じようにサンリオピューロランドの優待券が欲しくて買った当時5万円のサンリオの株は今60万円になっています。

マクドナルドも18万で買って今56万になっています。値上がりなど全く意識しないで優待欲しさで買った株がこのように化けることがあります。

逆に優待目当てで買った株なのにその会社がつぶれて全額損したり優待がなくなったりすることもあります。

他にもイオンの株は100株買うと(100株は今現在29万円です)大型イオン店では株主専用の部屋があり飲み物がただで飲めました・・今もこの制度続いているかなあ、それと株主は買った金額の3%が後で現金でキャッシュバックされます。500株だと4%、1000株だと5%、3000株だと7%のキャッシュバックになります。3千株持っている人がイオンで100万円の買い物をすると7万円が後で現金で返ってくるんですよ。この他に配当金が当然でます

配当は1.2%程度しかないので100株で3500円くらいです、ちなみに私は100株が15万くらいの時に買っていますので配当は実質倍の2.4%と言うことになります。

まあこのほかにも優待目当ての株をいくつも持っています。結果的に今時点では全て買った時よりだいぶ高くなっています。

そんなわけで個別株を買う人は一番多いのがキャピタルゲインつまり株が上がったら売って利益を取る、昔の私はキャピタルゲインで一攫千金を狙っていました、次が私の今のスタイル、配当金を重視して基本は株価が上がっても売らない、そして三番目が優待目当てと言うことになります。

そして今若者が最も多くしているのは積み立てNISAでSP500かオールカントリーといったところでしょう。

何度も言いますが投資ですので大恐慌なんて起これば全額パーになったりもします。またギャンブルにのめったり、すぐ熱くなったりする人、心配性の人は向かないかもしれません。

投資はあくまで自己責任でお願いします。

今回は株に興味のない人にはつまらない話になりましたね。 んじゃ