ムットン調査団197(33夏、海と扇風機)

毎日うだるような猛暑が続いています、昔の夏は東京で昼間、気温が30度を超えると暑い暑いと言っていました。最近の夏は簡単に35度を超えてきますから確かに暑いし、炎天下の中を歩くと熱中症になりそうな危険な暑さです。

でも私は子供の時と比べたら今の夏のほうが快適です。私の子度の頃はクーラーなんて家になかったし扇風機も家に一台だったので、夜も全ての窓を全開にして団扇で涼んでいたので、暑くてたまりませんでした。高校生になった頃、やっと自分専用の扇風機を買ってもらい寝苦しさは劇的に改善されたのですが、ちょっとした事件がおきました。

各位

みなさん今年の夏はいかがお過ごしですか?

安全第一で家にいましたか? 

私の夏の思い出の中から少しヒヤリとした出来事を紹介します。

一つ目は海水浴です。二十歳くらいだと思いますが、毎年高校の仲間と海水浴に行っていました。

話としては、多分よくある話です。私は泳ぎに関しては子どもの頃から得意だったので、海にいくと沖にブイが浮いていて、そこまでは必ず行きました。このブイはここより沖へ行ってはいけないという印です。

私はブイまでは当然で、ブイより沖にも必ず行っており、その日も一人でブイの外に出て沖に向かって顔を出したままの軽い平泳ぎをしていたのですが、突然グイっと沖に持っていかれたんです。俗にいう離岸流です。えっと思っているとズイーットどんどん沖に流されます。

これは、ヤバイ!顔だし平泳ぎ全力で岸に向かうもさらに沖に、やばい、やばい、顔もつける平泳ぎ全力、しかし全く陸に近づかず。

最後はクロール全力、これはもう渾身の力で体力の全てを使い切り、これで駄目ならもう無理だと思いました。

海水もかなり飲みましたし、限界ギリギリのところでブイにたどりつきました。あー助かった、本当に死ぬんじゃないかと思いました。ブイまでの距離がもう少しあったらもう体力が持ちませんでした、もし途中で足がつってもダメだったでしょう。生死を分けるのは紙一重の運なのかもしれません、ちょっとオーバーかな、でもね本当に限界は近かったと思います。かなり長い時間ブイにつかまって体力の回復を待ちました。

毎年、若者が海で多数亡くなるニュースを見るとこの事を思い出します。その当時は毎日、水の事故で1日平均30人くらいが海や川で亡くなっており、ひと夏で軽く千人を超える若者が亡くなっていました。

なまじ泳げる人のほうが溺れるような気がします。

沖に体がもっていかれる時って一回で10mから20mくらいすーっと沖に行くんですよ、これまじ怖いですよ。それが何度も何度もくるんですから。へたすればパニックなるでしょう。この件以降、私はブイより沖に行くことはなくなりました。

団長の旦那はこんな無茶はしませんぜ、「君子危うきに近寄らず」ですから

もう一つは以外と知られていない扇風機の事故

この事件は高校生くらいの時だったと思います。子どもの頃は家にクーラーなんて、勿論なくて扇風機も小さい頃は1階にはあるけど、二階で寝てる私のところにはなかった。私が高校生くらいになると安い扇風機も出回るようになりついにmy扇風機がきたわけです。

当然ながら毎日、最強にして寝ていました。足の先に扇風機を置いて最強で足から頭にかけて風を送るのです。

そして、その日がきたのです。夏休みで学校は休みなので、まあ寝てるだけ寝られるわけです。いつものように朝、目がさめて、さて起きるかなと思い、体を動かそうとしたのですが全く動きません。そんな馬鹿なと思ったのですが、指を動かそうとしても指一本少しも動かないのです。

ヤバイ、ヤバイ俺の体に重大な異変が起きている、これも軽いパニック状態。

体は指一本動かないことは、わかったので次は声がでるか試したら声が出たんです。

一階に家族がいるかは、わからないけど可能な限り大きな声で「おーい、おーい、誰か来てくれ」と叫びました。

最初は誰も来なかったんです。多分聞こえてなかったのでしょう、しばらくして母親がきました。

俺は「体が全く動かない、指1本動かない」と言うと母はすぐ父を連れてきました。父がいたという事は日曜日だったのかも。

なぜ救急車を呼ばなかったのかな、私が同じ状況で父親ならすぐ救急車を呼ぶ気がするなあ。

そこで、母と父は全力で私の体をもみだしたんです。どのくらいか、わかりませんが両親が汗だくで必死でもんでくれたのでわずかに指が動き、その後も少しずつ体が動き、30分は一時間か覚えてないけどやっと体全体が動き元に戻りました。結果的に母の選択は間違っていなかったのでしょう。

この事件はあと少し起きるのが遅かったり、家族が一階に居なかったら、体は全く動かないんだから死んでいたと思います。

最近もごくまれに扇風機で死亡の記事が夏にでますが数年に一度くらいですが、この頃は新聞やニュースを見ていると毎夏に確か10人くらい扇風機で亡くなっていました。

扇風機の強い風を全身にかけたままにすると、発汗作用が止まり人間はいとも簡単に死ぬ事があるんです。少なくとも私の体は硬直状態になっており、かなりヤバイ状態だったと思います。

安い扇風機にはタイマーもついていなかったので、その日のうちに石丸電機にいきテントウムシの柄のゼンマイ仕掛けのタイマーを買いました。

夜寝る時は、必ずタイマーにして、また首振り状態にしたのを覚えてます。その当時扇風機で死亡の記事がでると私も危なかったなあと思ってました、この扇風機で死亡の話、今では都市伝説とか言われているようですが絶対違いますよ、私は体験者ですから。

という事で私は夏になると、この二つの事件を思い出します。

みなさんは、夏にどんな危険な思いをしましたか?

ん?火遊び それはいけませんねえ、団長が天に代わっておしおきよ。

団長一口メモ

団長は髪を染めているって知っていますか? えっ知らない、まだまだ団員としての修行がたりません。

団長は髪を染めないと真っ白だそうです。真っ白でも団長ならレオ様みたくて格好いいと思うんですがねえ。それともおじい様のように老け込んでしまうのでしょうか。

では、なぜ団長は髪をこまめに染めているのか。団長自身は染めなくても良いと思っているのです。

答 団長の奥様(私の所管では妻、または配偶者の表現が適切なのですが)が、団長はいつまでも黒髪で若々しくいて欲しいそうです。

  きっと二人は今でもラブラブなのかもしれません。なんだか〇〇団長夫婦の話なんでムラムラしそうですね。私もこれ以上は旦那の私生活には立ち入れませんや。

  もっと聞きたい方は団長に直訴して聞いてみてください。ムットン調査団は直訴ご法度ではありませんので、遠慮なく。

では、また