ムットン調査団226(77、くだらない事)

各位

団長からくだらない話を書くようにと言われた時の文章です。

最初は小学生の時の話です。

小学校低学年の時、何年生か忘れたけど、あるとても暑い真夏の昼下がり、二階の私の部屋は窓から西日が差し込み、窓は開いていても風はなく、この暑さに立ち向かう武器はうちわだけでした。

そんな時、私は「そうだ」とひらめいたのです。まず二階の私のいる部屋の窓を全部閉め、さらに雨戸も閉めて太陽の光を全て遮り部屋を真っ暗にしました。

次に一階の冷蔵庫から氷を全部だしてコップ5~6個に入れて部屋に戻り、部屋の中央と四隅にコップを置きます。そしてあとはじっと待つだけです。

何を待ったかって?決まってるじゃないですか。ギラギラの太陽光線をシャットアウトして、氷を部屋のあちこちに置いたんですから、部屋の中はエアコンをつけたように涼しくなって快適になるはずだと。

結果は当たり前ですが、締め切った部屋は蒸し風呂になりさらに暑くなり、氷はすぐに解けて実験失敗です。

今なら、なんてバカバカしい事をと思うのですが、この時は真面目に冷えると思ったのです。

まあ、何事も挑戦と言う事で大目に見ましょうかね。

次の話ですが、扇風機で死にかけた事は前に書きましたが、その話とは別で扇風機での実験も一つしました。

自分だけの扇風機を手に入れた時は、やったこれで暑い夏は乗り切れると大喜びしたのですが、人間の欲望にはきりがありません。

扇風機の風だけでは満足できなくなってしまったのです。そこで何かもっと涼しくなる方法はないかと考えたのです。

そこでひらめきました。まず洗面器に水を入れて自分の部屋に行きます。次にタオルを濡らし、パンツ一枚になります。最後に床が濡れない程度に扇風機の風があたる体の前面を濡らします。そうです気化熱を利用したのです。

これマジで結構涼しいですよ。最初はこれは、いけると思ったんですが、何時間もやっていたら濡らしていた肌が何故か真っ赤になってしまいました。痛くもかゆくもなかったのですが真っ赤になると言うことは肌に悪いのは間違いないので残念でしたが即やめました。何で肌が赤くなったのかはわかりません、皮膚が弱いからかなあ。まあ、お薦めしません。

最後は社会人になってからの事です。

今思えば実にくだらない事を一つしました。

朝起きてから家を出るまでの時間を極限まで短くしたかったのです。

独身で実家に住んでいた頃、私は夜は深夜まで起きていて、朝はぎりぎりまで寝ていました。

朝は飛び起きて着替えたら、家から3分くらいの場所にある地下鉄の駅に急ぎます、間に合わないと思ったら駅まで行かずに大通りに出たところでタクシーをつかまえていました。

家が職場に近く寝坊助の人って結構タクシー使うんですよ。もったいないですよね、週の半分くらいはタクシー使っていた時期がありました。

そんな日々の中でひらめいたのです。

ぎりぎりまで寝てすぐに起きて家をでる。ロス時間ゼロ作戦です。

この実証実験を行ったのは冬でした。まず、寝る前に髭をそる。そして寝間着に着替えないで洗ってあるワイシャツを着てネクタイをする。靴下も履いてスーツを着る、勿論ベルトもしてます。スーツがしわにならないように上着を下に引っ張って慎重に仰向けに寝て布団をそっと掛けます。

これなら、朝起きてから家を出るまで一分かからずに出れると。究極の時間短縮になると。

実験結果ですが、まずスーツを着ていたので体が動きづらく熟睡できない、これはある程度予想できたのでよしとしましょう。

そして朝になりました。スーツはやはり慎重に寝ても、しわになります。やはりスーツを着て寝るなら、せめて上着は脱いで寝たほうが良いでしょう。

上着を着る時間なんて数秒ですから。

これだけなら、上着を脱いで実験続行だったかもしれません。

一番困ったのはいつまでたっても寒いことです。

普通、真冬の朝は起きて布団から出る時すごい寒いですよね、そして寝間着を脱ぐ時が一番寒いじゃないですか。そのあとワイシャツ着て靴下はいて、スーツ着てと段々温かくなっていくのですが、今回の実験でスーツを着て寝た後、朝布団からでるとスーツを着ていてもやっぱり寒いんですよ、その後いつまでたっても寒いんです。

布団から出た時の寝間着のままの状態で外に出ていく感じです。温かくなる過程がないのでずっと寒いんですよ、なんかすーすーする感じで。職場についてしばらく寒かったですね。

この馬鹿らしい実験も、寒さが取れないと言う事で一回で中止にしました。

まあ、くだらない事ですが当時の私は大真面目に取り組みました。

まあ何事も挑戦です。トライしてみましょう。家庭教師のトライじゃないですよ。

失敗が怖いから挑戦できないって。良いじゃありませんか人それぞれ、守りに徹して慎重に生きるのも人生。

団長は多様な生き方を尊重しています。団長曰く「職員の多様性こそが組織の活力である。活力がない職場にはリポビタンDX」だそうです。

〇田君が「団長は甘い、職員は新しいことに挑戦あるのみだ」と尖った発言をしていたら、米〇君が、「〇田君は理想を語っていて現実を見ていない、やはり区政を考える時は常に財政規律を考えて慎重に行動すべきだ」

〇田君が誰なのかは本人希望で言えません。〇田君の暴走を止められるのは米〇君、君だけだ。今後の〇田VS米〇 楽しみですね

では、このへんで またね

PS 今では二人とも課長ですからね、〇田君は先日、大きな事業を無事に終わらせてほっとしていると思います。

米〇君が「〇田君、大きな事業を成功させておめでとう、お疲れ様でした」とねぎらいの言葉をかけたら「うるせい米〇、俺はこれくらいの仕事なんてへでもないぜ、俺にはもっともっとでかい仕事のほうが性に会ってるんだ、何でもやってやろうじゃねか」と怪気炎をあげていたそうです、管理職になっても二人は仲が良いのでほっとしました。